二〇十二年 七月  デンタ日記
 
 七月三十一日 経口補水液 。
 体内の水分は、ほとんどが大腸から吸収される。脱水症状や下痢では、大腸で水分吸収が行われなくなる。さらに体から電解質の流出が起こる。ことが多い。ところが小腸でナトリウムイオンとブドウ糖が吸収される際、これに伴って水も吸収される仕組みがあるらしい。細胞膜において共輸送(シンポート)とよばれる 濃度勾配に沿ったイオンの移動と濃度勾配に逆らった物質のくみ上げを同時に行う仕組みのようだ。 が、私には、良く判らん。糖と食塩を同時に与えれば、通常使われる大腸ではなく小腸から水分を補給できるということらしい。そこで、経口補水液が開発された。脱水に特効薬的に救命効果があり、展途上国などで急速に普及した。先進国の医療では、脱水症状に対して静脈路に点滴して水分と電解質を補うことが当たり前なので、あまり利用されなかったらしい。しかし、最近の熱中症ブームでにわかに注目されるようになった。
 重湯はデンプン(ブドウ糖の重合体)を多く含むコメを煮て、少量の食塩を加えた食品であるから経口補水液としての効果が期待できる。味噌汁に砂糖を入れたら経口水分補給という点で理にかなった食品に成りうる。
 糖と食塩を同時に与えれば良いのだが、効率よく水分を吸収させるのには、その割合が大事だろう。ブドウ糖濃度が1.35~4%程度が適している。ブドウ糖とナトリウムはモル比1:1で吸収されるため、これに伴う水の吸収効率もこのモル比において最適化される。また、浸透圧は血液の浸透圧(270mOsm/L)以下がよい。
 熱中症などの緊急時には、水1リットルに対して砂糖大さじ 4と1/2、食塩小さじ 1/2を加えることで簡便に経口補水液を作ることが出来る。発展途上国ではコップ一杯の沸騰したお湯にひとつまみの塩と一握りの砂糖を入れるということで普及している地域もあるらしい。経口補水液に重炭酸を加えることで、水の吸収効率はさらに高まる。重炭酸の前駆体であるクエン酸を加えても良い。これは市販のスポーツドリンクの内容物に似ているが、経口補水液の方がナトリウム量が多い組成となっている。実際、乳幼児の脱水時にスポーツドリンクを与えると低ナトリウム血症から水中毒を引き起こすことが知られている。では、スポーツドリンクに塩を追加したら経口補水液になるかな。
 厚生労働省認可の個別評価型病者用食品として経口補水液用の飲料・OS-1が発売されており、調剤薬局や病院の売店等で販売されているようだ。
 大腸の水分吸収機能が十分生きているうちは、何をのんでも水分を吸収できるだろうよ。左写真は、かあちゃんが作ったシュークリーム。シュークリームには、香り高いコーヒーだな
以下経口補水液の簡単なレシピ。。
①WHO/UNICEFの2003年改訂版 ブドウ糖13.5g+塩二水和物(dihydrate)2.9g+食塩2.6g+塩化カリウム1.5g
②水1リットルに対して、ブドウ糖 20g、塩化ナトリウム(食塩)3.5g、炭酸水素ナトリウム(重曹)2.5g、塩化カリウム1.5gの割合で溶解したもの。
③1リットルに対して、砂糖 40g、塩化ナトリウム(食塩)3g

 七月三十日 脱水と熱中症 。
 今日も朝から暑い。
 花壇と診療室の南側に散水ホースを設置した。朝と昼に一時間ほど散水する。気化熱で周囲の気温が下がるはずだがどうだろうか。
 診療後、約4キロ歩いた。まだまだ、暑い。左写真は、たそがれのカハラショッピングセンターの駐車場のように見えるが、実は午後6時のヨークタウン駐車場。
 今日も、熱中症で一人がお亡くなりになった。連日、熱中症でお亡くなりになる人がいるのはどうしたことだ。
 体には水が必要だ。水は、体内に取り込まれ、失われる。体内の水分量は変動するが、不足した状態を医学的に「脱水(dehydration)」と言う。
 脱水は、水分喪失量に対して水分摂取量が不足することによって起こる。したがって水分の摂取が不足する状態あるいは喪失が過剰となる状態の二つが考えられるが、実際には、摂取が不足すると同時に喪失も亢進する場合が多い。たとえば、風邪をこじらして発熱が長く続くと倦怠感が強くなり、水分の摂取が減少する。一方で、発汗の亢進や呼吸数の増加などにより排尿以外の水分の排泄)亢進し、程度が強くなれば脱水となる。
 食中毒など急性の消化器疾患では、下痢と嘔吐がしばしば同時にみられ、嘔吐により水分の摂取が低下するとともに、下痢により水分の喪失が増加する。いずれも電解質を喪失する症状(胃液にも電解質が含まれるため)であるため、水分だけでなく電解質も減少する。
 高温の環境、重作業、激しい運動時には、発汗が亢進するため、十分な水分および電解質の摂取がなければ脱水の原因となる。これらの要因が重なり合って起こる重篤な疾患に熱中症があり、脱水は熱射病の主要な病態のひとつである。
 熱中症は、だんだんと具合が悪くなってくるものではない。脱水が徐々に密かに進んだ結果、突如として痙攣が現れる。痙攣が起こると自分では、どうすることも出来ない。助けを呼ぶことさえも出来ないのだ。そばに人がいたとしても手遅れになってお亡くなりになる場合がある。だから、熱中症の人が、部屋の中で、畑の中で、道端で、一人で倒れているところを発見される事が多いのだ。

 七月二十九日 24時間 リレーマラソン。
 
坂東市岩井陸上競技協会主催の第25回24時間リレーマラソンが、昨日から八坂公園内の400メートルトラックで行われている。誰でも自由に参加できる。みんなでタスキをつないで24時間走るのだ。
 午前5時半ごろ目覚めた。午前6時ごろから私も24時間リレーマラソンにエントリーしてみた。参加者は、多いらしいが、さすがに早朝は人がまばらで、陸競の人が10人ぐらい一般の人は3人ぐらいか。私は約5キロ走った。トラック13周である。走る量は、自由に申告できるらしい。1周とか10周とか、それ以上でも。参加すると、参加証(左写真)、バナナ、ポケットテッシュがもらえる。楽しかった。午前7時頃から参加者が、集まってきた。いつも八坂公園をランニングしてる人たちだろうか。かあちゃんもやってきて走ってる。私は、引き続き八坂公園周回コース(いつもの練習コース)を5周走って、合計21キロ走った。ひさしぶりにハーフ(21キロ)を走った。
 久しぶりに私の車を洗った。タイヤのゴムに塗る黒いワックスを使ってみた。タイヤが、黒く光っていると足回りが締まって見える。カッコいいし、ゴムの劣化を防ぐ効果もあるらしいのだ。2時間ぐらいかかったが、おおあせかいたぜ。でも、綺麗になったな。車内の清掃は、また次の機会にしよう。
 昼は、かあちゃんと中華を食べに守谷の薫風飯店に行く。リーズナブルで美味しい。中華は、香りだな。いい香りで美味しい。
 スタバで、コーヒージェリーふらぺちーのを楽しみながら開高健の釣り紀行を読む。
 ジョイフル本田守谷店で散水ホースを買う。なぜか、休みの日にはジョイフル本田に来てしまう。なんでだろう。盆ちょうちんがいっぱい並んでいる。ジョイフル本田で夏を感じる。

 七月二十八日 たまむし 。
 前回玉虫がうちにやってきたのは、子どもたちが就学前だった。なにかの拍子に家の中に飛び込んでしまったに違いない。記念写真を撮って外に放した。
 先日、再び玉虫がやってきた。家の中に居るのをかあちゃんが発見した。記念写真を撮って放した。

 七月二十七日 夏野菜のカレー 。
 朝からすでに暑い。
 グループホームなかよしさんに訪問歯科診療をする。 歯科技工用の電気エンジン(切削器械)を持ち込んで義歯を削って調整したり修理したりする。歯科技工において、手に持って義歯などを切削したりする機械をエンジンという。正確には、回転する刃先を装着して操作する手に持つ部分をハンド・ピース、駆動部分をエンジン(右写真でテーブルの上に置いてある。)というのだろうか。さらに言えば、このエンジンはたいてい電気で駆動する。圧搾空気で駆動するモノも無くは無いが、こちらはエンジンではなく技工用エアータービンと呼ばれている。だから技工用エンジンは、たいてい電気で駆動する。なのに、わざわざ「電気」をつけて「電気エンジン」と呼ばれている。おそらく。いにしえに「足踏み式のエンジン」があったからではないか。足踏みと区別するために「電気」を頭につけて呼んでいたのではないだろうか。それとも、いまだに電気エンジンと呼んでいるのは私だけか?。
 ばんごはんは、夏野菜のカレーだ。
 オリンピック、男子サッカー初戦。対スペインで勝利。すごいな。

 七月二十六日 熱射病に注意 。
 午前6時、八坂公園周回コースを歩く。人工池の蓮の華が開いている。(左写真左側) 昨日から右足の筋肉が痛い。下腿三頭筋あたりかな。用心して今日は走るのを止めた。
 午前中に花壇の草取りをする。体重が62キロ台になってしまった。水が1.5キロぐらい抜けてしまったということだな。水分補給してシャワーを浴びて、昼寝をする。
 午後に守谷のゴルフ練習場に出かけて打ちっぱなし練習場で100球ほどたたく。(左写真右側) しまった、練習後、腰も痛くなった。
 日没後、花壇に散水ホースを設置する。
 今日も、暑かった。熱射病で救急車で運ばれた人やお亡くなりに成った人がいる。
 オリンピック、女子サッカー初戦で勝利。すごいな。

 七月二十五日 蓮の華 。
 午前6時ごろ八坂公園周回コースを2周して約7キロ走った。人工池の蓮の華が盛りだ。日曜の早朝には、この花を狙って多くのカメラマンがやってくる。
 久しぶりに、カステラを食った。カステラ大好き。
 夜は、歯科医師会の会合で古河まで出張。

 七月二十四日 たそがれ 。
 昼に、老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。(右写真)
 午後6時ごろ八坂公園周回コースを2周して約6キロ走った。八坂公園内プールサイドのたそがれ。

 七月二十三日 うなぎの蒲焼 。
 レトルトパックの「鰻の蒲焼」をいただいた。
 もう、うな重をたべにいくことは、なくなるかな。

 七月二十二日 新松戸 FIREBIRD 。
 午前8時、雨が降ってきた。今日予定していた草刈を中止した。
 〒270-0034千葉県松戸市新松戸2-118新松戸ビル5F tel/fax:047-347-9669 FIREBIRDは、サウンドバータイプのライヴハウスらしい。今日のイベントは、日大松戸歯学部 プレゼンツ "新歓ライブ"。 次男の所属するバンドも出るらしいのだ。かあちゃんと一緒にライブを観にいくことにした。無計画だったので出演時間に間に合わないかもしれない。
 出演バンドは以下のとおり。なんつっテナー / ルナシー(コピー) / 鎖国少女 / neck / クレシア / マジコン / えっとちょっと尻penpen / second messenger / the hardboild / 松しゃに / マトリックス / モスマン / 9mm / metal inlay / juni(衛専) / 一年その1 / 一年その2 / wonder girl
 出演時間に遅刻したが2曲目から聞くことが出来た。みんな楽しそうだぜ。
 自宅後、芝刈り。

 七月二十一日 手巻き寿司
 少し風がある。気温も上がらない。昨日と同じくすごしやすい天候になった。
 昼にグループホームなかよしさんに訪問歯科診療をする。なかよしさんは、将門ハーフマラソンコースの小山の折り返し地点のすぐ近くにある。診療所からなかよしさんまで約7キロの距離だ。走って行った。約45分ほど掛かった。帰りはスタッフの車で帰って来た。

 ばんごはんは、手巻き寿司。

 七月二十日 赤いフサスグリ 黒いクロスグリ 。
 今日は、曇り。少し風がある。すごしやすい天候になった。
 今日は、昼に特別養護老人ホーム ハートフル広侖さんに訪問歯科診療をする。ハートフル広侖さんは、将門ハーフマラソンコースの沿道にある。診療所からハートフル広侖さんまで約5キロの距離だ。ハートフル広侖さんまで走っていった。約30分ほど掛かった。Sさんの義歯には、問題なく機能している。義歯による褥創が無いことを確認して診療を終わりにした。帰りはスタッフの車で帰って来た。
 ばんめしは、ナスとトマトとかぼちゃ蒸し焼きバジル添え、烏賊トマトソース炒め、もやしピーマンの胡椒炒め、卵そぼろなどだ。(左側上段写真)
 かあちゃんが、弘前で買ってきたカシスをジャムにしている。(左側下段写真)

クロスグリ(黒酸塊、別名クロフサスグリ、英名ブラックカラント (Blackcurrant)、学名 Ribes nigrum)は、小さな食用の果実をつける温帯性の落葉低木で、仏語ではカシス( Cassis)と呼ばれる。果実は黒に近い濃紫色で、ビタミンCやアントシアニンが豊富だ。他のスグリの仲間と同じく、スグリ科スグリ属に分類される。カシスの世界最大の産地はポーランドで、毎年10万トンから14万5千トンの収穫高があり、これは世界全体の収穫高の約半分を占める。ポーランドは同時に輸出高でも世界最大である。日本国内では、青森県が主な産地となっている。だから、弘前に行くと生スグリがパッケージされて店頭に並んでいるのだ。
 フサスグリ(房酸塊)は、スグリ科の植物でヨーロッパ原産だ。果実の色が赤色の系統をアカスグリ(赤すぐり、レッドカーラント)、白色の系統をシロスグリ(白すぐり)と呼ぶようだ。別名としてフランス語由来でグロゼイユ(Groseille)ともいう。ヨーロッパではつやのある小液果をジャムやゼリー、果実酒などに加工するため、ごく普通に栽培する。赤色品種は酸味が強く、専ら加工用。白色品種は若干甘味があり、生食も可能。小さく可憐な実であるため、ケーキやパフェなどの飾りとしてもしばしば用いられる。「目によい」「風邪によい」は俗説である。前述のクロスグリは、別種である。


 七月十九日 木曜日。
 木曜日だが、今日はイレギュラーに診療日になっている。今日も老健きねぶちさんに訪問診療をした。
 Sさんの金属床義歯の修理が出来上がった。金属部品以外は全部新しい材料で置き換えている。
 金属床義歯の修理では、薄いという特性は損なわれるが、使い慣れた義歯の形を継承できることとコストが新製作に比べ低価格というメリットがある。
 口腔粘膜に接触する義歯床部分は金属に接着性のある樹脂を使っている。人工歯は新品を配列した。装着した感じも良好で、装着直後からせんべいが食べられた。
 午後6時40分から八坂公園周回コースを走った。ゆっくり1周約4キロ、歩いたり走ったり。

 七月十八日 水曜日。
 老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。 

 七月十七日 岩木山トレッキング。
 目が覚めると曇っているが、雨は降っていない。昨日の大雨がうそのようだ。川の水位もイツモに戻っている。午前6時ごろから、かあちゃんといっしょにランニングに出かけた。弘前城公園の外周を右回り、東門前を通過する。亀甲橋(北門前)を通過して陽橋方向に向かう。歴史的建築物「紺屋町の派出所」が修復されて綺麗になっていた。(右側写真3段目)西側から城公園内に入って園内をくまなく走る。時々、歩く。写真を撮ったりしながらぐるっと一回りする。天守閣が見えるこの橋の上で何度写真を撮っただろうか。季節、天候、時間、によってそれぞれの趣が記録される。(4段目写真) 南内門前でも記念写真を撮る。歩いたり走ったり、のんびりゆっくりと約7キロ走った。はらへった。ホテルに戻って、朝食ビッフェをたっぷりと食った。カレーライスを少し。野菜サラダたっぷり。郷土料理を数種類、ヨーグルト、フルーツ。エスプレットコーヒーに牛乳を注いでコーヒー牛乳にする。その他何品かを選ぶ。私は、食べ物に好き嫌いがない。何でも食べられる。そんな私でも、ここの朝食ビッフェは品数が多い。2泊して朝食ビュッフェを2回、それでも並んでいる料理の全品制覇は、無理だ。(右側写真) 
 食事をしていると、日差しが出て来てみるみる晴れてくる。急遽予定変更。ホテル最寄のマツダレンタカーでデミオを借りて岩木山に出かけた。すごく青い空が広がって白い雲が少し流れる。岩木山の山頂から絶景の津軽が広がっているに違いない。青い林檎畑のアップルロードを登った。(左中上段写真)
 津軽岩木スカイラインは、昨日の大雨のせいか、土砂崩れで終日通行止めだ。とても、残念。仕方なく車を嶽温泉の駐車場に入れて、登山道を登ることにした。岩木山嶽登山道入り口の鳥居で記念写真を撮る。(左中2段目写真) どこか見晴らしのいいところに着いたら一休みして下山しようと軽い気持ちで登山道を上り始めた。かあちゃんも私も約200メート登ったお稲荷さんの社に着たらもう疲れている。かあちゃんと急坂を登る。なかなか、林の中を進むだけで視界が開けるところはない。トカゲや蝶の群舞に出会う。(左中3段目写真) 登山道入り口から約80分経過している。下山してきた山男に出会った。百沢温泉を午前6時に出発して山頂まで行ってきたようだ。8合目まで展望のよいところはないらしい。あと150分はかかるだろうとの事だ。小休止。持ってきたアップルパイとシュークリームを食う。(左中4段目写真) あきらめて下山することにした。登ってくるときよりもすべるすべる。昨日の雨に洗われて粘土の地肌があらわになってすべるのだ。何度も滑った。下りは心拍数が上がることは無いが、膝と腿に負荷がかかる。(左中5段目写真)
 嶽温泉の無料駐車場で、勇気があれば無料で温泉に入れる。温泉フリーだ。駐車場の片隅、公衆トイレの傍に、幼児用ビニール製簡易プールに温泉を満たしたものがあって、その周りに丸太が椅子のように並べてある。ので、これは、アシユだと直感した。
 源泉掛け流し、湯量は十分、幼児用といえど、そのプールは広さも深さも十分、大人一人がゆったりと漬かれる広さと深さだ。公衆トイレで裸になってその温泉プールに漬かるのだ。フリーだぜ。
 私には、勇気が無かったので、アシユだけにした。アツ、熱い。なんとも熱い足湯だぜ。とっても熱い足湯に漬かった。
 車で岩木山絶景ポイントに移動して弁当を食った。すごく良い天気、さわやかな風、雲が動いて良い感じ。山は下から眺めるのが良いか。(左側写真の右列)

 七月十六日 雨のアップルマラソン・コース。
 午前7時、弘前は雨だ。どしゃぶりだ。街中を流れる川が、すごい音で暴れている。すごく増水し濁流が渦巻いている。予定していた今日の暗門滝のトレッキングは中止だな。
 弘前に居る長男と一緒に朝食をとる。弘前国際ホテルの朝食ビッフェは、かあちゃんのお気に入りだ。和食から洋食さらに郷土料理まで品数が豊富で楽しめる。全種類制覇は、かなり難しいぞ。コストは815円でかなりコストパフォーマンスが高い。ちなみに、私のお気に入りは、弘前パークホテルの展望レストランの朝食ビッフェだな。こちらはとにかく眺めが良い。
 朝食を済ませてから、JR駅レンタカーで予約してあるヴィッツを借りてきた。さてと、雨の中を何処にいこうか。
 車で走りながら、思いついて弘前・白神アップルマラソンのリーフレットをもとにマラソンのコースをたどることにした。まずは、消防署前の通りスタート地点の確認。岩木茜橋を過ぎて岩木小学校まで道なり、くねくねと曲がって鯵ヶ沢街道(バイパス)に出る。すぐに左側に入って五代地区の旧鯵ヶ沢街道(生活道路)を通過し馬子橋からまた鯵ヶ沢街道(バイパス)に出る。約600メートル走って左に入り山本集落を通って五代にもどる。このあたりでは、細い道をあちこち回るのでわかりにくい。沿道の人に聞いて確かめながらコースを特定した。五代からアップルロードを横切り五木川沿いに向かう。川沿いの道を四海淵まで向かい県道28号に出る。ここまで、すごい長いアップダウンの繰り返しだ。このへんは行きも帰りもつらいだろう。地獄だな。28号線を西目屋まで約7キロひた走る。西目屋村役場付近で折り返して同じコースを弘前まで戻る。沿道の人に話を聞いて情報を集めた。昨年の参加者は1300人ぐらいらしい。いままで経験したことのない、すごく過酷なコースだな。6時間内にゴールできるだろうか。
 コース途中、鯵ヶ沢街道沿いの農産物直売所で観光協会がやっている津軽三味線の店頭ミニライブに遭遇した。雨が降っているので聴衆はいないが、七十代のおとうさんが、楽しそうに津軽三味線を弾いている。私は、津軽三味線のライブを聴くのは初めてだったのでミニライブの終わりまでそこに居た。
 津軽じょんがら節の節回しは、常に変化をしているらしい。歌い手によっても節回しが違う。伴奏者である津軽三味線の奏者は柔軟に、どういう節回しにも対応できる奏法と技術を持っていなければならない。でないと、多くの歌い手に呼んでもらえないから仕事にあぶれることになる。その結果、津軽三味線の独特の奏法が生まれてきたらしい。最近みられる他の楽器とセッションするような津軽三味線を「キョクビキ」というらしい。節回しの変化は,津軽じょんがら節の旧節、中節、新節などに聴くことができるという。三味線弾きの七十代のおとうさんは、旧来の節回しも保存していかなければならない使命から観光協会に籍をおき三味線を弾いているという。演奏の合間に津軽じょんがら節の歴史を講義してくれた。かあちゃんが、みちすがら、あちこちの直売所でトマトとかベリーとかを買う。
  弘前・白神アップルマラソンのコースは、標高差80メートルだが、大小のアップダウンが重なっている。想像以上のアップダウンの積み重ねだ。でエントリーしたのを後悔したね。完走できないかもな。
 午後1時ごろ弘前に戻って、ジルチカフェ(左側中段写真 : 0172-38-1556 上瓦ケ町11-2 スペース・デネガ内) で昼食をとる。いわゆるカフェメニューだけだが、店の雰囲気は良好だな。サンドイッチとコーヒーで昼食にした。アーチふぃかるで良い感じのカフェだな。コーヒーにこだわったメニュー。サンドイッチもうんまい。弘前にはコーヒー通がいっぱい居るのだろう。老舗のコーヒー店が多数、おしゃれなカフェが多数ある。私は、フレンチプレス・コーヒーとBLTサンドイッチをオーダーした。かあちゃんは、クリームチーズ・サンドイッチとカフェオレ、そして杏のタルトをオーダーした。どの品も手の温かみを感じ、待ったりとオリジナル感があるものだった。ケーキもうんまかった。
 強い雨が降っていてどこにもいく気がないのでしばらくこのジルチカフェで雑誌を読んだり撮影した画像をチェックしたりしてクリームチーズのような時を費やした。この店は三ツ星。禁煙だったら四ツ星だな。
 ばんめしは、pizzeria DA SASINO (左側下段写真)土手町62-1 tel 0172-33-2139 でピザ二種とワイン。店内に大きな石釜と煙突があった。モッツアレラチーズを自家製してるらしい。石釜石釜で焼いたローマンタイプのピザでうんまかった。四つ星。生ビールと白ワインでちょっと酔っ払ったかな。でも国際ホテルの向かい側だからすぐに部屋に戻れる。


 七月十五日 栗林隆 WATER >|< WASSER 。
 かあちゃんといっしょに、うちを午前5時50分ごろ出た。携帯メールの行程表をみながら上野駅までたどり着き新幹線はやて15号に乗車し指定席に落ち着く。 旅は、いつもスターバックス・コーヒーの香りを連れて始まる。
 今日は、七戸十和田から十和田市現代美術館に寄り道して弘前まで行く。
 七戸十和田駅から十和田市現代美術館まで路線バス(十和田観光バス)で往復する。近年路線バスのコストは上昇している。大人2人で往復すると2520円だ。一日の路線バスの移動コストが4000円を超えたらレンタカーを手配するのがコストパフォーマンスが高いと思う。
 路線バスの運行時刻から、十和田市現代美術館とその周辺の滞在時間は約5時間だ。前回訪問した時、かあちゃんの足が調子悪かったので官庁街通りの野外展示を全部観ていなかった。再びの訪問で補完することになった。

 今日の十和田市現代美術館は、季節のせいか連休のせいか小さな美術館に入場者が、いっぱいいる。季節や時間、天候や人の出入りで作品がまた違ったものになる。
 特別企画展は、栗林隆 WATER >|< WASSER である。テーマは「水」、WASSERはドイツ語で「水」だ。美術館館内の作品に加えて十和田市のまちなかに3点の作品が点在している。

①BankTowada(バンクトワダ)内のペンギン。
②松本茶舗の地下室内の作品。水のボーダー
③中央商店街(中央デパート)内の作品、(閉じたシャッターのすき間からのぞく) やたい。

 館内のカフェでげんまいスープとパンのセットと栗林隆のインスタレーションを模したケーキをいただく。
 インスタレーション(英語:Installation)とは、何か。壁や床のあちこちに何かが展示されていたら、それはインスタレーションらしい。もともとは取り付け、設置を意味する普通名詞だ。 が、現代美術の世界では、さまざまな素材によって空間自体を作品化する制作をいうようだ。たとえば、バンクトワダにあるペンギンの作品は、部屋全部が作品そのものなのだろう。時にはその部屋の中にいる作品を鑑賞する人や、鑑賞してる自分自身も作品の一部と言えなくも無い。十和田市現代美術館は、展示のほとんどが、インスタレーションといってもよいだろう。十和田市現代美術館とその周辺に散在する作品群は、十和田市に設置されたインスタレーションそのものと見ることもできるだろうか。

 草間弥生の水玉かぼちゃにしろ栗林隆の水のボーダーにしろ、モダンアートは、良くわからん。
 よくわからんから時間をかけて細部までよく観ることになる。良く観たら、良く見たら、良く診たら、良く視たら、何かが、判るのか。分かるのか。解るのか。? よくわからん。 クロスワードパズルを解くような、五目並べか七ならべをするように、私の脳が無駄に活性化する。だからモダンアートは、おもしろいのだろう。 たとえば、誰かが、これが私の作品だといったら、それが、モダンアートだ。
 かあちゃんが、脚立に載って天井の穴に首を突っ込んで、その向こうにある作品を観ている。作品を観るための穴や脚立や部屋も作品の一部なのか。? 穴に首を突っ込んで作品を観ているかあちゃんの尻を見ていたら、ひょっとしてこの部屋も脚立も尻も作品の一部なのではないかと思えてきた。思わずデジカメのシャッターを押して、画像に残した。それはもうインスタレーション作品の一部だ。モダンアートだな。
 誰かが、これは、モダンアートだと宣言したら、それはモダンアートであり、宣言した人は、モダンアーチストである。
 おらも、サングラスをかけて、唇をへの字に結んで、もだんあーちすとになっちゃおうかな。

 

 七月十四日 行程表。
 午後6時15分から八坂公園周回コースを歩いた。時々走ったが辛かった。暑い。
 私は、ちょこっと旅行に出かける前に、パソコンで行程表を作る。ワードで作る文書ファイルだ。JRの特急券の予約番号、レンタカーの予約、ホテルの予約、電車の乗り継ぎや昼食の購入先、施設の営業時間など等。全部の情報を旅の行程の時間軸に沿って並べて貼り付けていく。ネットで検索して得たテキスト情報、画像情報もワードに貼り付けていく。乗り換え駅の俯瞰図、コインロッカーの位置、ケーキ屋やレストランの地図、等なども含まれている。必要と思われる全ての情報を貼り付ける。
 必要情報の収集と貼り付けが終わると自分で使いやすいように編集する。見間違えたりしないように体裁を整える。そして紙に印刷して携行する。このファイルをコピーして自分の携帯電話と家族の携帯電話にメールで送る。これが、けっこう便利だ。

 七月十三日 金曜日。
  昼にグループホームなかよしさんに訪問歯科診療をした。今日は4人の患者さんを診た。

 七月十二日 木曜日。
 午前5時40分から八坂公園周回コースを3周した。きっちり10キロはしった。走り終わる頃から雨が降ってきた。
 かあちゃんの車のコンプレッサーが壊れたのでエアコンが効かない。守谷のフォルクスワーゲンで交換する。
 2年ぶりにゴルフクラブを握る。100球ほど打ちっぱなししたら、指関節、手首、肩甲骨周り、腰が痛くなった。

 七月十一日 一般診療会議と医療安全管理会議。
 午前6時12分から八坂公園周回コースを2周し約7キロはしる。疲れた。暑い。
 昼から老健きねぶちさんに訪問歯科診療をした。
 毎月一回午後の診療の一部を休診にして一般診療会議と医療安全管理会議を行っている。今回は、全員参加した。

 七月十日 ハートフル広侖。
 午前6時12分から八坂公園周回コースを走る。約7.5キロ走った。汗だくだ。無駄に汗が出る。悪い汗がでる。もっと練習を重ねないとだめだね。
 今日は、昼に特別養護老人ホーム ハートフル広侖さんに訪問歯科診療をする。Sさんの新しい義歯が出来上がった。義歯に患者さんの名前が入っている。義歯を装着して約5分間かみしめていただく。あたらしい義歯が歯ぐきになじむまで待っているのです。かみしめていても痛くないことを確かめる。そして、テストフードを食べていただいて咀嚼状況を確認する。せんべいが、良い音で砕ける。いいかんじ。
 ばんめしは、ジャガイモかぼちゃにんじんをダッジオーブンで蒸したもの、コリアン風ミートローフを紫蘇で巻いて食う。ビール、ブドウパン、チーズなど。

 七月九日 市営野球場の閉鎖。
 しばらく前から、八坂公園に隣接する市営野球場のフェンスが閉鎖されて施錠されている。管理の都合上の閉鎖と施錠らしい。以前は開放されていた。毎日ここを散歩をする人たちは市営球場を一周するようなコースをとる人が多かった。なかには、球場内の階段状観客席を利用して負荷をかけて散歩をする人も見かける。そして晴れた日には観客席の最上階からの眺めも良くここから早朝の青空をみあげるとすがすがしい。残念だが、市民はしかたなくこの閉鎖区域を避けて散歩する。毎日、ここを利用してきた市民が、市の施設を利用できないのはとても残念だと思う。せめて市職員の勤務時間内は、この区域を開放してはどうだろうか。
 また、八坂公園内の不審者不審物を発見した市民が、写メールで報告出来るサイトを設けてはどうだろうか。公園内を散歩する市民が全員安全を管理する目になる可能性が出てくる。

 七月八日 とうもろこし。
 昨夜の生ビールのせいか、朝から頭痛だ。ちょっと鼻詰まってるし、喉も痛い。
 午前9時57分から八坂公園周回コースを3周して、きっかり10キロ走った。暑い。無駄に汗が出る。汗腺の機能が低下してるな。汗とともに電解質も抜けちゃう感じだ。途中でスポーツ飲料を自販機で購入し電解質を補給した。10キロ走るうちに頭痛が軽快した。走ると頭痛や筋肉痛がなおる。しばしば経験することだが、走っていると体内から消炎鎮痛物質が湧き出すのかもしれない。
 午後は、警告等が点いた燃料切れ寸前の車で出かける。目算では約5リットル残ってるので後45キロは走れるはずだ。守谷まで走って満タンにする。ゼロと1目盛の中間を指してる。満タンにすると約50リッター入った。やっぱり5リッターは残っていたんだな。私は、これまで5回ガス欠で止まったことがある。普通は、ガス欠しないものなのだそうだ。ほんとかよ。
 ばあちゃんのうちで収穫した今年初のとうもろこしだ。やわらかく甘くて美味しい。ラタツーユ、イワシとジャガイモの蒸し焼きがばんめしだ。

 七月七日 あんぱん 。
 昨日、かあちゃんがアンパンを焼いた。
 七夕だが、曇り空だ。日没後雨が降ってきた。8月に中学の同級生たちといっしょにゴルフ旅行に行く予定だ。その打ち合わせの為に近くの中華屋さんに行く。馬鹿な話をしながらみんなと呑んだ生ビールで少しよった。

 七月六日 グループホームなかよし。
 昼にグループホームなかよしさんに訪問歯科診療をした。Yさんの下顎の総義歯が、歯ぐきに当たるところがあっていたい。痛いので噛めない。もう数ヶ月前からそんな状態だったらしい。上の義歯はとりあえずそのまま。下顎総義歯の縁を少し削ってテッシュコンデショナーを入れる。義歯が安定したのでテストフードを食べていただく。痛くないのを確認して今日の診療を終わりにする。新しい義歯を作ったほうがいいでしょう。

 七月五日 ヒッグス粒子 。
 今日は蒸し暑い。八坂公園周回コースを3周し約10キロ走った。久しぶりに10キロ走ったぞ。かあちゃんは、約8キロ走ったようだ。その後、駐車場に除草剤を撒いた。雨が降らなければいいな。
 ヒッグス粒子は、約137億年前の宇宙誕生のビッグバン直後に生まれたとされる。ビッグバンから100億分の1秒後、物質の状態が劇的に変わる「相転移(そうてんい)」という現象によって、宇宙空間がヒッグス粒子に満たされた。光の速度で飛び回っていたさまざまな素粒子にヒッグス粒子がまとわりつくことで、素粒子が質量を持つようになったとされる。きっかけを作った相転移は、南部陽一郎・シカゴ大名誉教授(91)のノーベル物理学賞(08年)につながった「自発的対称性の破れ」という理論が基になっている。
 LHCは陽子同士をほぼ光速で衝突させ、ごくまれに生じると考えられるヒッグス粒子を検出する装置だが、ヒッグス粒子は生じても短時間で別の粒子になってしまう。その崩壊のパターンは大きく分けると5パターンあると考えられている。
 実験で確かめられたのは、5パターンのうちの三つ。ヒッグス粒子だと確定させるには残りの2パターンでもデータを検出する必要がある。LHCの実験は今月から再開され、10月までデータを集める。このデータを分析することで、ヒッグス粒子の発見までたどり着ける見通しだ。(以上 毎日新聞から引用)
 LHC とは、大型ハドロン衝突型加速器 (Large Hadron Colliderr)の略称だ。高エネルギー物理実験を目的としてCERNが建設した世界最大の衝突型円型加速器(直径27キロ)の名称だ。スイス・ジュネーブ郊外にフランスとの国境をまたいで設置されている。
 ヒッグス粒子ってなんだ? とかあちゃんと話しながら毎日新聞を手に持って昼飯を食いに出かけた。
 昼食は、「さくら坂 VIVACE-ヴィヴァチェ」に行った。(左写真) 生パスタが、どこの店よりもうんまい。からめたツナとチーズとトマトソースもうんまい。薄曇りであるが、田んぼの眺めを楽しめる。レストランは、空間芸術である。料理そのモノも大事なのであるが、椅子テーブルから壁照明、窓とその外の風景も、味なのだな。「さくら坂 VIVACE-ヴィヴァチェ」も私のお気にいりだ。
 さて、ヒッグス粒子。新聞記事を読んでるとちょっと判ったような気になるから不思議だな。ビッグバンは、聞きなれたが、これだって私にとっては素朴な疑問の一つだよ。次から次にふつふつと疑問が湧いてくる。「相転移」の「相」ってなんだよ。宇宙物理学的「相」ってナンダ?まして、それが「転移」する。?宇宙物理学的「転移」ってどんな現象だ。「光の速度で飛び回っていたさまざまな素粒子にヒッグス粒子がまとわりつくことで、素粒子が質量を持つ。」と言う事は、逆説的に「高速で飛び回る素粒子は質量が無い」ということか。まだまだある。突っ込んだらきりが無い。宇宙物理学的な概念は、キッチンのテーブルの上の概念ではとうてい説明できないことなのだろうな。あの世とこの世の事のようなものだろうか。あの世の概念はこの世の概念で説明できないだろう。あの世の概念のような宇宙物理学的な概念を横目で眺めつつ、この世の美味しい概念をいただく。
 うんまいものは、とにかく美味しい。

 七月四日 新しい義歯とテストフード。
 午前6時4分から長谷周回コースを1周して約5キロ走った。
 今日も老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。S さんと I さんのあたらしい義歯が出来上がってきた。良い感じだ。良い義歯は、美しく見えるものだ。装着していただいても良好だな。
 お二人に、新しい義歯を入れていただいてテストフード(せんべい)を食べていただいた。(下側写真)良い音がしてせんべいが砕ける。私は、いつもこのせんべいが砕ける音にほっとする。

 七月三日 機能印象と咬合器装着 。
 今日は、老健きねぶちさんに訪問歯科診療をする。Kさんの新しい義歯を作るための形を採る。Kさんの現在使用中の義歯にテッシュコンデショナーが施されている。こうすることで義歯に使用中の力が掛かった状態の口腔粘膜の形が採れるのだ。これを機能印象という。(左側写真) 義歯の内面に石膏を流して固め作業模型を作る。(上段中写真) 内面に石膏を流した義歯を咬合器(下顎の動きをシュミレーションする装置)に装着する。この作業を咬合器装着(マウント)と言っている。上下義歯を患者さんの口の中と同じかみ合わせ状態で咬合器に装着する。(下段中写真) 石膏模型から義歯をはずすと咬合器の上に、患者さんの上下顎の模型が形と位置関係を再現される。この咬合器上で新しい総義歯を作るのだ。

 七月二日 ○サ、○シ 。
 これは学校歯科検診における補助検査記号である。それぞれ、○の中にサ、○の中にシと書いて表記する記号だ。
○サ: サフォライド塗布歯(齲蝕歯にフッカジアミン銀商品名サフォライドを塗布した歯)  統計上は未処置歯。治療勧告は行わない。
○シ: シーラント処置歯(健全歯であるが、齲蝕予防のために歯の溝に樹脂を塗布した歯) 処置してあるが健全歯と同じ扱い。COと○シは書類上では健全歯として扱うが、継続的に観察する。
という意味なのだが、ネットで検索してもほとんどヒットしない。最近は、使われないことになったのか。

 午後6時18分から八坂公園を1周して長谷コースの一部を走り約7.5キロ走った。途中ずいぶん歩いてしまったが、。日没後の空が綺麗だ。

 七月一日 パン。
 午前9時15分から八坂公園周回コースを約7.5キロ走った。
 あっという間に、7月だぜ。
 昨日、かあちゃんがパンを焼いた。

 

二〇十二年 七月  デンタ日記



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