二〇十一年 九月  デンタ日記
 

 九月三十日 蜂の子。
 蜂の子は、クロスズメバチの他、ミツバチ、スズメバチ、アシナガバチなどの蜂の幼虫で、食用とされている。近年は高級珍味として、缶詰、瓶詰でも販売されているらしい。ネット通販で数多くヒットする。
 今日は、昼休みにグループホームなかよしさんに訪問歯科診療をした。(左写真) そこで職員の方から蜂の子をいただいた。(左側下写真) 入居者の家族から差し入れがあったらしくみなさんで試食していたらしい。そのおすそ分けだな。私が、初めて蜂の子を食べる。醤油味の煮豆のような味でうまい。やはり、うちのスタッフのみんなも蜂の子は未経験らしい。小分けにしてみんなで試食する。レバーのような食感とかいろいろな感想がでたね。

 歯科技工所から左上中切歯のメタルボンドが出来上がってきた。(左下写真) メタルボンドは、陶材焼付け前装金属裏装鋳造冠の俗称です。ロストワックス法で鋳造した金属冠の表面に歯冠に似せた陶材を摂氏1200度以上の高温で焼き付けて作ります。歯の先端は、透明感があります。

 右写真は、今日のごはん。上段写真は、ひるごはんで焼きナスなど焼き野菜大根おろし添えとチキンのクリームコーン煮です。2段目は、ばんごはんのナスとピーマンのグラタン、3段目は、かあちゃんが焼いたパンとレンコンと豆類のサラダです。最下段は、かあちゃんが焼いたイチジクマフィンと栗のマフィンです。いろいろ食べた。画像が無いものもあるし、野菜などの品目が重複してる。今日は、全部で22品目でしょうか。一日30品目は、かなりハードル高いね。

 九月二十九日 ホウジャク(蜂雀)。
 今日は、休診日だ。午前8時30分から八坂公園周回コースと長谷周回コースを組み合わせて走る。かあちゃんといっしょに走った。一周約7キロだ。天気が良くて涼しくて青空で雲が白くて気持ちよい。八坂公園の野球場と陸上競技場を使って「全日本グランドゴルフ選手権大会坂東ラウンド」が開催されている。としよりがいっぱいあつまって競技している。( 「 」は、冗談。でもいつものグランドゴルフ大会より規模が大きく、テントもいっぱい張ってあり、お弁当なんかも配られて華やかだ。左側写真) かあちゃんは、16キロぐらい走ったようだ。私は、きっちりハーフ(21キロ)走ったが、タイムが2時間33分だった。このタイムでは、将門ハーフマラソンで失格になる。ホノルルマラソンの招待抽選の権利を得られない。問題だ。

 腹減った。久しぶりにハーフを走って腹が減ったね。体重も61キロ台になってる。体重は、呑んだり食ったりしてすぐに戻るけどね。かあちゃんと、守谷のフレンチレストラン「そうざえもん」でランチを楽しむ。(右写真) ランチコース「前菜、スープ、鳥胸肉の詰め物焼きトマトソース、パン、デザート、コーヒー」でコストは1800円で、どの皿もそれぞれにとてもおいしくて楽しめる。前菜(右側上段左)は、7品載っているが、一品いっぴんが色合いのバランスも良く、それぞれに程よい味加減だ。特に「もやしとハムのマリネ」には舌が留まった。どんな味付けか聞いたところ「玉葱をベースにしてます。それ以上は企業秘密です。」そんな、玉葱のなんだんねん?。この皿が終わるころ7品の味があいまって余韻として残る。かぼちゃのスープ(右側上段右)は、なんか白い泡が浮いている、牛乳の泡か。かぼちゃの味が濃厚で美味しかった。パンですくって皿の底まで磨いちゃったよ。鳥の..(右側中段)は、中にキノコとモッツアレラチ-ズを包み込んで焼いてある。淡白な鶏肉を濃厚トマトソースを絡めて他の食材とともに口に入れてよくミキシングするんだ。組み合わせで一口ごとに微妙な香りと味の違いを楽しむんだ。ときどきパンを食って休みながらね。そうざえもんの自家製パンもおいしい。いつもは5個食ってしまうのだが、今日は4個半だった。デザート(右側下段)は、これまた目と舌でうんんまい。ブルーベリーのムースにワインゼリーが張り合わせてあるやつ、うんまかったね。どの皿も楽しめて量もいっぱいあって、リーズナブルなランチでした。

 ジョイフルホンダ守谷店に植木鉢を買いに行った。商品のニチニチソウの上を見慣れないハチが飛び回っている。花から花に移動してホバリングして丸めてある管を伸ばし花の中心に差し込んで蜜を吸っている。飛行中のハチをデジカメで撮影した。羽が高速で動いている。形態から見てハチではなさそうだな。(左側写真)
 節足動物門・昆虫綱・鱗翅目スズメガ科(Sphingidae)・ホウジャク亜科(Macroglossinae)・ホウジャク(蜂雀: Macroglossum stellatarum Linnaeus)らしい。帰宅してからネットで検索した。 翅開長は、40-50mm。日本全土で見られ 昼行性の蛾で、容姿が蜂に似ることからホウジャク(蜂雀)と呼ばれるようだ。棍棒状の触角を持つ。全身は褐色だが、後翅に黄色い模様が入る。成虫は、7-11月に出現し長い管で花の蜜を吸う。

 九月二十八日 プレッツエル。
 かあちゃんが、プレッツエルを焼いた。バター塗ってない。あら塩をまぶしてある。歯ごたえむっちりに塩味きいてうんまいぞ。

 九月二十七日 トライフル。
 かあちゃんが、トライフル・ケーキを作った。トライフルはどんな意味だろうか。トライだから「3」かな、TRIFULかな、英語で少量という意味か。でもケーキのなまえだからな。ま!いいか。うんまい。
 「境界、代謝、自己複製」の3つが、生命の条件だ。境界によって外と区切られた区域をもち、外から取り入れたものからエネルギーや構成素材を作り、自分と同じものを複製できるものが生き物ということだ。宇宙は、とてつもなく無限にちかい。宇宙には、生き物が存在する可能性がある。星雲のように大きな微生物の集塊などというのは、今夜のNHKの番組「コズミックフロント」」をみるまでは、考えもしなかったな。思いつかなかったな。

 九月二十六日 おでんちめのおやじ。
 「あの人のようになりたい。」と思いながら人は、毎日を生き生きと生きる。
 おでんちめのおやじ(私の伯父)は、「あの人のようになりたい。」(あの人のような絵を描きたい。)と思い続けてこの十数年を生きてきた。毎日を生き生きと生きている。この4枚の写真が,それを証明している。
 おでんちめのおやじは、70歳に手が届くころになって絵を描き始めたらしい。孫娘が、捨て置いた油絵の具をいじっていたら、油絵を描いてみようと思いたったという。さかのぼること10年ぐらいか、伯父から1枚の油絵をもらった。銚子の灯台を描いたもので右下に 1993 T,Gotou と署名がある。それは、今も私の診療室にあるのだが、伯父が油絵を始めたころの作品の一つであったのだろう。お世辞には、なんとか「うまい」と言える一枚だな。
 昨日、久しぶりに伯父の家に行った。「おでんちめ」は、屋号で「おだいにちさまのまえのうち(御大日様の前の家)」がなまったようだ。私の母の実家が、「おでんちめ」なのだ。しばらく、おでんちめのみんなと、ああでもないはなしこうでもない話を行きかわせて帰り際に、伯父が私を引き止めた。 油絵をくれるという。 これまで気づかなかったが、家のあちこちに立派な額に入った油絵が数点ある。額縁の中身も立派な油絵だ。巧みな筆さばきの点描による風景画だ。「どれでもすきなのがあったら持って行くが良い。俺の部屋を見てくれ。」という伯父に付いていくと、そこは、もう、まさしく、画家のアトリエだった。
 部屋は、油絵の具とタバコが混ざった匂いで満たされていた。製作中の大小の作品がある。完成した作品が折り重なって壁に寄り添っている。テーブルの上に絵画の作品集やら、技法資料やらが積まれて山になっている。埴輪のレプリカが2体が床に横になっていた。いかにもという存在感を放つ益子焼だか笠間焼かの灰皿が床にある。伯父は、話してる間中、タバコを手にしてた。床には、絵の具のチューブが散らばっている。B4版ぐらいの大きさのパレットに絵の具が何層にも何層にも凝り固まっている。絵筆も散乱している。かといって散らかっているという印象も無く、伯父には部屋の全ての物が使い勝手の良い位置に配置されているのだろう。
 とにかく、俺は驚いたな。 油絵の師匠からは、その資格があるから日展に作品を出せと言われているらしい。私は、伯父を誇りに思う。伯父は、ここ十年の間にすっかり画家になっていた。部屋は、すっかり画家のアトリエになっていた。物置の中にも数十点の大小の作品が収納されていた。コンペテションの入選作品も多数あるようだ。左の写真に写っている作品は、今週末に始まる作品展に出品するものらしい。
 「あの人のようになりたい。」と思いながら人は、毎日を生き生きと生きる。

 九月二十五日 光より早く。
今朝は、八坂公園周回コースを3周して約10キロ走った。かあちゃんは7キロ走ったようだ。私は、りんごを厚さ10ミリほどで輪切りにして皮をむくのが好きだ。いつもはそれで食べるのだが、今朝はおしゃれに芯を花型にくりぬいた。(左写真) オーソドックスなりんごの皮のむきかたよりも手間がかからず美味しい。食感が違うので、ぜひ試してほしいな。この方法を普及させたい。
 欧州合同原子核研究所(CERN:ジュネーブ)は、世界最大のエネルギー加速器を備える。16000個のニュートリノを約730キロ離れたイタリアのグランサッソ国立研究所に地下を通して飛ばした。光速よりも60ナノ秒早いことが計測された。23日、「国際研究実験OPERA」のチームが、素粒子ニュートリノを光速より早く移動させる実験に成功したと発表した。ほんとなら一大事だが、...。
 ほんとかよ。ジョークじゃないの。CERNとグランサッソ国立研究所の地球自転方向での相対距離は約500キロだが、地球の自転速度を計算に入れちゃったんじゃないの。かあちゃんいわく、私が思いつくようなミスを世界トップレベルの物理学者160人のチームがまちがえっかよ。ま!そうだな。日本の政治家のたわごとじゃないからな。以後が楽しみだ。
 実家のご近所のお弔いに行く。 生きること、死ぬことを考える。

 九月二十四日 トナー・トラブル。
 午前7時ごろ起きる。気温が低い。ランニングの練習を休む。
 ちょうど、昼休みに入ったころ診療室のレーザープリンターにトラブル発生。うちでは、4年以上前からリサイクル・トナーを使ってる。リサイクルトナーのトラブルは2度目だ。 トナーが、突如大量に漏れ出した。(左側写真) そして、プリンターの焼付ドラムに焼きつき、こびりついた。有機溶剤を使って焼付ドラムから拭き落とすのに30分ぐらい費やした。まいったぜ。私は、トナー・トラブルには、プリンターを分解して掃除して修復するが、普通の消費者はプリンターを修理に出すか新しく買い換えるのだろうか。トナー自体は、リサイクルトナーメーカーの保障対象だから交換してくれるだろうが、プリンターの修理や掃除の手間は保障してくれないだろうな。ちなみに、純正のトナーを使ってるときも同じトラブルを経験している。
 昼飯は、焼いた豚肉だ。焼きナスピーマンに大根おろしダレを添えたもの。おろしの下に肉が隠れている。(右側左の写真) 
 夕食は、パスタのホイル焼きだ。プリプリ海老とインゲンがチーズに絡んでる。うんまい。そして、野菜のオーブン焼き。やさいいっぱい食った。今夜はワインつき。(右側右の写真) ほんとに、最近は食い物の写真ばっかりだな。ま!いっか。。

 九月二十三日 彼岸。
 午前6時ごろ起きる。気温が低い。暑さ寒さも彼岸までだな。連休2日目の朝は、のんびりだ。コーヒーいれる。りんごとチーズは相性が良い。りんごのシャリシャリ感とチーズのねっとり感が相互を程よくする。りんごの甘味とチーズの塩気が相互をきわだたせる。相互に補完する関係なのだろうか。黄王(きおう:りんごの品種)のスライスでチーズをはさんで食べる。(左側写真) のんびりと朝食をとった。
  震災の影響で一部徐行運転していた「はやぶさ」が、今日から正常ダイヤで運行されるようだ。新聞一面に「復活」の広告がある。東京-新青森間が、3時間10分になる。早く乗ってみたい。十和田美術館に行きたいな。(上段左側写真)
 午前8時ごろから、かあちゃんといっしょに八坂公園周回コースを3周して10キロ走った。気温が低くて気持ちよく調子よく10キロ走れたね。かあちゃんが、おはぎを作った。昼食はおはぎだ。(上段中央写真)
 彼岸参りに行く。空が高くすごく青い。机の周りをかたずけながらのんびり午後を過ごす。赤とんぼが、いた。  
 ばんめしは、なまりぶし、ごぼうとピーマンの味噌炒め、焼きナス、昆布の佃煮、ご飯と味噌汁だ。(左中段写真) ばんめしは、デザートつき。かあちゃんが、実家からもらってきた栗でバニラ・ブランデー・砂糖煮を作った。ホイップクリームを添えて食う。(左下段写真)
 最近、なぜか食い物の写真を撮る。みんな、うんまいからだろう。手間をかけて作ったものも食ったら無くなってしまう。そこで、写真に撮って記録してる。画像で記録すると、作り手のかあちゃんも意識して力が入るらしい。さらに、うんまくなる可能性が出てくる。うんまいものは記録しておきたいので写真に撮る。撮られるから作り手は力が入る。クオリテーがあがる。なんか、正のスパイラルに入ってるぞな。どこのうちでも食い物の写真を撮るのは良いかもよ。
 秋は、うんまいものがいっぱい出てくる。うんまい季節が始まる。

 九月二十二日 台風通過。
 庭の植木鉢が倒れている。ごみが吹きだまっている。雲がところどころにあるが、青空だ。午前7時ごろから、かあちゃんといっしょに八坂公園周回コースを3周して約10キロ走った。(左写真) 八坂公園でも、木の葉が、小枝が、結構大きい枝も、吹き溜まっている。路面にいっぱい散乱してるので走りにくい。杉の木が折れて倒れている。桜の木が根こそぎ倒れている。けっこう強い風が吹いたんだな。
 うちの駐車場入り口のユーカリの木が台風で押し倒されて傾いている。倒れた方向に電話線の支柱があったので完全に倒れずにすんだのかな。ユウーカリの木の枝を落としてスマートにしてから、幹を元の位置に押し戻して支えを入れなおして縛り上げた。(左写真)
 弘前の産地直売所で米粉の麺「美味しくてご麺」(右写真)を買ってきた。昼食に肉味噌スープで食べた。中華麺ともうどんともちがう食感と後味で、たしかにうんまい。イタリアンなソースやスープにも合いそうだな。米粉の消費が拡大して日本の田んぼを守ることにつながってほしいな。
 

 九月二十一日 湯段の村長六代目柴田長兵衛。
 湯段の集落には柴田性が多いらしい。 湯段温泉のはずれの森の中に薬師さまが祭ってあった。鳥居の左右に大小の石碑がある。苔むして碑文がよく読めない。右手に案内文が掲示してあった。(左下写真) 以下その抜粋です。右側の大きい碑は、湯段の村長六代目柴田長兵衛が1864年に津軽藩御用係の戸澤盛養に記させて建立したもので、湯段温泉と薬師如来、柴田家の由来などをのべている。長兵衛の先祖は越後より来て賀田村(岩木町)に住むが、湯段に湯が湧いているのを知りここに移り1724年に温泉を開いた。家伝によると長兵衛の先祖は天正十一年(1857年)賎ヶ嶽の戦いのときに秀吉に滅ぼされた柴田勝家の一族である。左の小さい碑は、1857年に設置された追分石である。西目屋村方面から湯段に通じるかたくり山の麓山道(中村林道・乗り廻し橋方面)と湯段の分岐点に配置されていた。二つの碑は、神社新築移転により平成12年4月に現在地に移動したものである。湯段温泉組合 以上。

 かあちゃんが、ばんめしにトマトの詰め物を作った。トマトをくりぬいてパルメザンチーズパン粉・卵・塩・コショウを混ぜたものとモツアレラチーズを交互に詰める。バジルの葉を添えて蓋をする。トマトの中身はオリーブオイルとニンニクと炒めてソースを作る。なべのソースにトマトを並べ入れて焼き蒸して出来上がり。トスカーナ地方の家庭料理らしい。(右側上段写真) かぼちゃとレーズンとドライいちじくとアーモンドとクリームチーズのサラダ。(右側下段中写真) なすのオリーブオイル焼き。(右側下段右写真) キャベツとにんじんとピーマンととうもろこしのサラダ。(右側下段左写真)

 九月二十日 おみやげ。
 雨が降っている。弘前から持ち帰ったとうもろこし「嶽きみ」が、朝の食卓にならぶ。塩なしで茹でてある。塩ゆでにしたほうがおいしいな。(左上段左側写真) 今日は、ねすごした。ランニング休み。
 昼食は、コーンコロッケ。 かあちゃんが、昨日食べた「嶽きみコロッケ」をまねて作った。「嶽きみ」がいっぱい入ったコーンコロッケだな。弘前の産直売店で買ったインゲンが添えてある。 (左上段右側写真) 昼休みに、老健きねぶちさんに訪問診療に行く。
 国道7号線、「なみおか道の駅」でかあちゃんが、黒小豆(左下段左側写真)を買った。いままでに見た事のない豆らしい。 私もかあちゃんも普段見慣れない食べ物や食材に興味がわくのだ。かあちゃんが、黒飯(こくはん:仮称、黒いのでとりあえずそう呼んでみる。)を作った。黒小豆を赤飯を作る要領でささげの代わりに使ったのだ。見た目もおいしい。味もおいしい。(左下段右側写真)
 
 右の写真は、昨日弘前で購入したアップルパイ。弘前には、アップルパイを出している洋菓子店が、48店ぐらいあるらしい。互いに競い合ってりんごの街のアップルパイで盛り上がろうという思惑があるらしい。 俺たちは、そんな魂胆にまんまと乗っちゃうね。今回は、そのうちの4種類チェックした。
 うちの場合、どこに行っても、お土産はたいていが食べるものだな。

 九月十九日 りんご りんご。
 弘前は、昨日から大雨警報が出ている。けっこう寒い。ニューキャッスルホテルの窓から弘前城公園が見える。でも今朝は公園内を走る気になれないね。昨日よりも勢いがないけれど雨が降っている。午前7時半、長男を下宿に迎えにいって家族4人でのんびりホテルの朝食ビィッフェを楽しんだ。4人で朝飯を食うのはひさしぶりだな。やっぱりひとが入れたコーヒーは薫り高くうんまい。(左上段左側写真)
 25年ぐらい前のことだっただろうか。5月の連休の旅行計画をたてるため地図を見てると弘前から18キロほど離れたところに温泉がある。湯段温泉だ。幹線道路(鯵ヶ沢街道)から少し離れているし全国宿泊ガイドで調べると宿が3軒しかリストされていない。おそらく、昔ながらの湯治宿だな。そのなかでホテルと名の付く「湯段ホテル」を選んで電話をかけた。当時は、地図を見て旅行の行程を決めて全国宿泊ガイドで宿を選んで電話して宿泊予約をしたのだ。かあちゃんが、湯段ホテルに電話すると、電話に出たおばさんが、「はい、柴田です。」(スライトツガルアクセントで、..ホテルのフロントとはほどっと遠い、..。)と答えた。「湯段ホテルですか?」ともう一度問うと、「はいそうです。」と答えた。 「湯段ホテル」は柴田さんが家族で経営してる湯治宿だったのだ。(やっぱりな。) 宿泊していたのは、岩木山に春山スキーに来てる人たちと私たちだけだった。食事もおいしかったし期待どうりの趣のある秘湯だった。
 その後、長男が1歳半ぐらいになったときに、また湯段ホテルに家族3人で泊まった。そのとき、柴田さんちはホテルではなく「湯段の宿」と改名していた。少々改装してきれいになっていたが相変わらずの趣のある秘湯だった。湯段温泉の近くに水芭蕉の群生地があり、5月の連休には一面に水芭蕉が咲いていた。水辺で水芭蕉を見ていると長男がどんな具合だったのか足を滑らしたか何かにつまずいたか、突如頭から水面に落下し大きな水しぶきを上げた。その瞬間、かあちゃんがとっさに長男の足をつかんで引き上げたのだ。大きな水しぶきを上げたはずなのに長男の服はほとんど濡れていなかった。よほどタイミングよく頭から水面に突っ込んで水しぶきを上げて、よほどタイミングよく足を捕まえられて水から引き上げられたとしか解釈できない現象だった。このとても不思議な現象は、我が家ではこれまで何度も何度も語られている事なのです。長男は、この事も湯段ホテルに泊まったことも弘前に来たことも記憶に残っていないらしいのですが、...。 その長男は、いま弘前で学生をやっている。
 さて、今日は試験前の長男を残して、次男とかあちゃんと私で湯段温泉に行くことにしたのだ。柴田さんがやっている湯段の宿は、20年前そのままのたたずまいでそこにあった。今日は写真を撮っただけで泊まりませんね。(左2段目右側写真) 長男が水に落ちた地点は少し様変わりしていたが、立ち木の様子から当時の地点を推定できる。 左3段目左側写真のどんぐりの写真の背景がその地点だ。雰囲気は残っているし道路から奥まったところには水芭蕉の群生地は保存されているようで遊歩道(木道)が整備されていた。その季節には水芭蕉の花をたのしめるのだろう。(左4段目右側写真)
 両側にりんご畑を見ながら鯵ヶ沢街道を弘前に戻る。かあちゃんは、赤いりんごがいっぱい実った季節にここを訪れるのが長年の夢だったらしい。夢がかなったので記念写真を撮る。(左4段目写真) 前回来た時(約20年前だが)やはりこの辺で記念写真を撮っていたら、なぜか、近くのおばあさんが話しかけてきた。おばあさんの津軽弁が聞き取れなくいて、いや聞き取れてるが津軽弁の意味がわからなくて困った。何度も意味のわからないところを聞き返して、どうやら、「おめんちのこはかわいいな。おれんちのうんまいりんごをくれっからまってろ。」要約するとそんな事を言ってたような気がする。しばらく道端で待っていると、おばあさんは自宅からりんごを持ってきて私たちに提供してくれたのだ。我が家ではこれまで何度も何度も語られている事なのです。今も、軽い津軽弁(スライトツガルアクセント)を耳にするとその時のことが思い出されて心地よい。 今回は、道端の無人販売所できずものりんご三個100円を3袋購入する。きずものだけどやはりうまい。(左5段目右側写真)
 嶽温泉の周辺にはとうもろこし畑が多く「嶽きみ」(とうもろこしのブランド名)を生産している。品種は、実全体が黄色の「味来(みらい)」「サニーショコラ」「ゴールドラッシュ」「恵味(めぐみ)」と、白と黄色の混じった「ゆめのコーン」があって出荷時期に差がある。今は「恵味」が出ているようだ。あちこちの看板にそう書いてある。地元では、日本一あま~いといわれているらしい。鯵ヶ沢街道のには多くのとうもろこし直売所が並ぶ。農園がそれぞれに直売所を出しているようだ。小田桐農園で皮をむいてあるもの6本入り400円、茹でたの3本600円を購入した。さっそくゆでたものを食う。車の中が、茹でとうもろこしの香りで満たされる。塩茹でしてある、うまい。
 常設の直売所にもいくつか立ち寄ってみた。多くの場合直売所近隣の農家の農産物を扱っているのだろうが、どこから来るのか海産物や加工品も扱ってるところもあった。加工品は、近くの食品工場からかな?。 お惣菜も、お菓子も売ってる。それぞれの直売所で扱ってる商品がちょっとちがうので面白い。うまそうなものにはそそられるが、全部買って食ってみるわけにもいかないな。しかし、「嶽きみ」がいっぱい入ってる揚げたてコロッケは買っちゃたね。(左6段目右側写真) 余談だが、地元の人のブログでは、海の幸を食うのなら弘前よりも青森市で食えと書いてあった。やはり、流通が発達した今も弘前は内陸なのだな。
 弘前に午後1時ころに戻った。長男と合流して豆腐懐石料理を食べに行く。水豆花(すずはな)弘前市新寺町59 tel32-3875 家族4人でのんびりと昼飯を食うのは久しぶりだ。いえごはんでは、作り手のかあちゃんはどうしてもせわしなく動かざるをえないのだが、外食では家族4人が等しく料理を楽しめるのだ。そこに外食することの最も大事な意義があるのだな。それは、ともかく右写真のような料理を楽しんだ。水豆花のお昼メニュー『花月の章』 豆乳と湯葉刺(右上段左側写真)、八寸(右上段右側写真)、お吸い物(右2段目左側写真)、前菜湯葉包みあんかけ(右2段目右側写真)、かに茶巾(右3段目右側写真)、寄席豆腐(右4段目左側写真)、お造り(右4段目右側写真)、煮こごりと炊き込みご飯と香の物(右5段目右側写真)、デザート(右5段目左側写真)。どの品もおいしく落ち着いた雰囲気のリーズナブルなお店だ。最下段の写真は、長男が興味を抱いてオーダーしたものだが、「豆腐の鰻蒲焼もどき」だ。豆腐と湯葉が素材で鰻の蒲焼に味と食感を似せてある。この周辺は寺町だ。精進料理か? 板さんの腕を楽しむための一品だな。見た目と食感は、蒲焼に似ている。デザートは、豆乳と葛と生クリームが材料で黒蜜が添えてある。
 午後2時半ごろ長男と別れてから弘前市内のお菓子屋さんを何件か回ってアップルパイを4種類買った。 左下から2段目写真は、その中の一軒「パテシエール・ラ・チェコラ」。そして、新青森駅に向かう。途中の「なみおか道の駅」で、りんご「黄王」を18個買う。大きさは少々不ぞろいで自家消費用だが5キロぐらいはありそうだ。コストは1200円。胡桃入り「津軽路せんべい」も買う。青森でせんべいといえば、草加せんべいではない。将門せんべいでもない。津軽路せんべいだ。(左最下段写真) 「南部せんべい」と同じ系統だが、津軽路せんべいのほうが「お菓子っぽい」感じだな。
 新青森駅の1階の売店でカフェラテをテイクアウト、「津軽稲荷ずし」、「いがめんじ」を買って新幹線に乗り込む。今回はお土産が重いが、次男がいるので3人で分けて運んだ。2日間でも、短くても旅は楽しい。


 九月十八日  はやぶさ と トレン太君。
 今朝も蒸し暑い。午前5時に起きた。朝食をすませて午前6時ごろうちを出る。6:39守谷駅発TXで秋葉原へ、JRを乗り継いで午前5時から開いている東京駅八重洲口緑の窓へ行く。(秋葉原の緑の窓口は8時からなのよ。) ネットで予約してあるトレン太君と新幹線の切符をとる。(左側上段写真) 今回は、次男も一緒に弘前に行くことになったのでトレン太君を使うことにしたのだ。大人3人だとほぼレンタカー2日分レンタル料のコストが0円になる割引率だ。
 はやぶさ401号)は、やっぱりスマート。先頭車両は、記念写真を撮る人たちでいっぱいだ。 東京駅を定刻どうりにしかもまえぶれも音も無く滑り出す。しばらくの間、秋葉原駅のスタバで用意したカフェラテを飲みながら、キャノンEOS5DMkⅡのマニュアルを読む。実機を操作しながらマニュアルを読む。(左側2段目写真) 5DMkⅡ搭載機能を使いこなすようになるにはまだまだ時間がかかりそうだ。
 私が、20代前半を折り返そうとしていたころ連休があると車で一人旅をした。幹線道路からすごく離れてバス路線もない細い田舎道を走るのが好きだった。深い入り江の奥にも山襞の谷あいにもいたるところに小さな集落があり人が住む。そこで生まれ育った人たちがいる。バックミラーに通り過ぎる小さな集落を見ながら、いつも思った。ここで生まれ育った少年が、志をもって何かをしようとしたときは、まずあの峠を越えなければならない。少年のときからある覚悟をもって峠を越えて来たに違いない。成長するにしたがってより大きな遠い峠を越える覚悟をしてきたのだろう。その覚悟は尊敬に値することだと思った。一方私は、少年の時からそれまで地学的な峠を越える覚悟などしたことが無かった。だいたい峠が無いところに育ってるし、...。 それ以後、いわゆる田舎から出てきた人に会うと小さいときからあの峠道を越える覚悟をして育った人だと思うようになったのである。 旅は、風景と うまいものと もう一つの何か を 残すものだ.。
 新青森駅に11:38に到着した。どしゃぶりだ。ひとまず、駅ビル1階の「黒石や」で念願の「黒石つゆやきそば」を食べる。(左側3段目写真) 焼きそばにそばつゆがかかっているのだが、焼きそばソースがつゆで薄められてなぜか力ない味になってしまってる。やきそばのソース味がうすまちゃってるのだな。焼きそばのままのほうが、うんまいかな。(左側4段目写真)
 レンタカーを借りて3人で青森県立美術館へ行く。どしゃぶりだ。なれないレンタカーの運転は慎重にならざるをえない。「青森県立美術館開館5周年記念 光を描く 印象派展-美術館が解いた謎-」をみる。私とかあちゃんは2度目の来館である。次男も美術は嫌いではないらしい。企画展をじっくり観ていた。連休でか、雨のせいか、来館者が多いな。エレベーターで乗り合わせた人に聞いたらこんなに込んでるのは初めてだと言っていた。
 奈良美智氏の作品「あおもり犬」の前で3人で記念写真を撮る。(左側最下段写真) 前回は、観ていない奈良美智作品「六角堂」の中でも記念写真を撮る。(右側下のほう写真) 六角堂は天井がなくオープンエアーだが、屋根の代わりにレモンの形をした大きな風船のような黄色いオブジェががある。雨が吹き込んで床に水溜りができている。
 青森から弘前に向かう途中の「なみおか道の駅」で「津軽路せんべい」と「黄王」(りんごの品種)と梨と黒小豆を買う。店の人に尋ねると「黒小豆は、アンコにはならないよ。赤飯にするときに使うんだよ。」と教えてくれた。さすが、青森だ。りんごは、おいしくておまけにすごく安いな。
 午後7時ごろ長男と合流して家族4人で晩飯を食った。真そばや「会」で蕎麦を食う。(右側上2枚の写真) 今夜の宿泊は、ニューキャッスルホテル、弘前城公園のすぐ近くだ。部屋も広くて朝食付きで一人分のコストが五千円台だからリーズナブルだ。午後8時半、ホテルのラウンジで4人でコーヒーとケーキを楽しんだ。(右下最下段写真)

 

 九月十七日 アメリカ・ザリガニ。
 今朝は6時半から八坂公園周回コースをきっちり3周して10キロ走った。蒸し暑くて汗がいっぱい出た。なんか妙に疲れちゃったな。土曜日であちこちで運動会が開催されている。そのためにうちのスタッフも2名休んでいる。きょうはのんびりと診療する。
 うちの水槽で飼っているアメリカザリガニの一匹が10日に脱皮した。(左写真) 青みを帯びている。脱皮直後より少し赤くなってきたので紫色だ。この紫色が、いかにも具合が悪そうな不健康そうな色なのである。しかし、この固体はいたって元気だ。脱皮後は餌に食つく姿勢も前向きで不健全な態度が見受けられない。見た目は不健康だが、健康面は問題ないと私は思っている。 かつて飼っていたザリガニが脱皮するごとに青白くなってスカイブルーになってしまった固体があった。不健康そうで動きもおそくいつも水槽の隅でおとなしくしていたのでサイレント・ブルーと名づけた。すぐいなくなってしまったが。さて、この紫の固体は、ヴァイオレット・Jとでもなずけておこうかな。
 アメリカザリガニは、食用蛙の餌として輸入されたらしいが、養殖場から逃げ出し在来種のザリガニを駆逐して瞬く間に日本全国に広がったらしい。普通は鮮やかな赤色をしてるのである程度成長すると目立つ。水面上からもその存在を確認しやすい。天敵に捕食されやすいだろうな。在来種は水田や川底の泥のような色をしている。在来種は北海道や青森に生息してるらしい。アメリカザリガニよりも天敵に発見されにくいのかもしれない。ユーチューブには巨大なザリガニの動画がアップされている。ザリガニには寿命が無いらしく条件がそろえばいくらでも生き続けるらしい。北海道のとある湖に体長1.5メートルのザリガニがいるらしい。私もライブで在来種の巨大ザリガニにあってみたいものだ。以下ウィッキペデア引用。
 日本では、北日本の固有種であるアメリカザリガニ科の Cambaroides japonicus (De Haan, 1841) が唯一の在来種である。これに「ザリガニ」の標準和名が充てられ、これを狭義のザリガニとして扱う。しかし、20世紀初期にアメリカ合衆国からアメリカザリガニ科のアメリカザリガニ、ザリガニ科のウチダザリガニ(亜種もしくは変種にタンカイザリガニ)の2種が移入され、20世紀後半以降はこの中の1種アメリカザリガニ Procambarus clarkii が日本全土に分布を広げた。そのため、現在では単に「ザリガニ」といえばアメリカザリガニを指すことが多い。日本固有種のザリガニは、他のザリガニ類と区別するためにニホンザリガニあるいはヤマトザリガニとも呼ばれる。アメリカザリガニの幼少期の色は灰色から青っぽいのが普通であるが、大きくなるにつれ赤みを増す。このため幼少期のアメリカザリガニをニホンザリガニと間違うことがある。


 九月十六日  ひるごはん。
 小鯵の南蛮漬け、蒟蒻レンコンにんじんの煮物、キャベツのスープなど。

 九月十五日  芝刈り。
 午前6時28分から八坂公園周回コースをきっちり3周して10.60キロ走った。かあちゃんも10キロ走ったようだ。最近は朝食前に走ってる。腹減った。朝食後をしっかり食ってから家の周りの芝を刈る。
 刈払機を駆使して芝生を刈り整えた。顆粒状の芝の肥料を散布する。土が乾いているので散水する。日差しは強く湿度も高い。怪我を予防するのにツナギを着て作業する。だからさらに暑いのだ。塩をなめながら水を飲みながら作業をした。(左写真)
 きょうの昼飯は、かあちゃんが作った焼き包子(パオスウ:焼いた肉まんのようなもの)、キャベツと卵のスープだった。かあちゃんは、ときどき変わったものが食べたくなり、となにやらかわったものを作る。(右上段写真)
 きょうのばんめしは、ナスとピーマンの肉味噌グラタン、キャベツとにんじんとミニトマトのサラダなど。(右下段写真)

 九月十四日  ビッグバン! 医療安全会議。
 
午前6時30分から八坂公園周回コースを2周して約6キロ走った。朝もけっこう蒸し暑い。
 午後の診療の一部を休診にして午後2時半から医療安全会議を実施する。毎月一回行っている。 今日はスタッフ全員がそろった。スタッフ全員で訪問診療や日常業務状況、学校検診の予定等の情報共有をする。(左写真)

 宇宙の始まりは「びっくばん」だと小学生でも知っている。1976年に私が、歯科の学生だったとき、皮膚科の教授が「科学は観察して記録すること」だと教えてくれた。
 1927年にベルギーの天文学者ルメートルが渦巻銀河が後退しているという観測結果に基づいて、宇宙は原始的原子の爆発から始まったと提唱した。1929年、エドウィン・ハッブルは数々の銀河が地球に対してあらゆる方向に遠ざかっており、その速度は地球から各銀河までの距離に比例していることを発見した。「ハッブルの法則」と呼ばれている。これが、ルメートルの「原始的原子の爆発から始まった」とする理論に対してウラヅケを与えることになったらしい。
 しかし、当時これに対抗する「宇宙に始まりなどなく定常である」とする説が有力であった。フレッド・ホイルが1948年に出した仮説は、銀河が互いに遠ざかるに従って、あとに残った空間に新しい物質が現れて固まることで新たな銀河を形成し宇宙の物質密度が一定に保たれるとし「定常モデル」と呼ばれる。大まかに言えば、宇宙はいつでも同じように見えることになるらしい。ルメートルの理論にビッグバンBIGBANG という名前を付けたのはホイルで、1949年の BBC のラジオ番組 The Nature of Things の中で彼がルメートルのモデルを "this 'big bang' idea"おおぼらふき とからかうように呼んだのが始まりであるとされている。「ビッグバン」理論のはじまりだな。 
 私が生まれる前年1953年にハッブルが亡くなった。彼は、当時ウィルソン山天文台の巨大な反射望遠鏡で宇宙を観察し記録し続けていたのだろう。1965年の宇宙マイクロ波背景放射の発見以降は、ビッグバン理論が宇宙の起源と進化を説明する最も良い理論であると考える人が多数派になったらしい。現在行なわれているほとんどの宇宙論の研究には、ビッグバン理論の文脈で銀河がどのように作られたかを理解することや、ビッグバンの時点で何が起きたかを明らかにすること、観測結果を基本的な理論と整合させることなどが含まれているようだ。
 宇宙の構造は、天体望遠鏡の精度改良と天文学者のあるいは物理学者の観察と記録の集積で少し明らかになってきたのだ。 1990年代の終わりから21世紀初めにかけて、望遠鏡技術の大発展と COBE、ハッブル宇宙望遠鏡、WMAP といった衛星から得られた膨大な量の観測データとが相まって、非常に大きな進展が見られた。そして、小学生でも宇宙の始まりは「びっくばん」だと知ることになったのだ。それでも、まだ宇宙の95パーセントは謎のままらしい。 やはり、「科学は観察して記録すること」なんだな。
  うちのばんごはんは、小エビのごはんサラダ、かぼちゃとたまねぎとキャベツのサラダなど、ワインとチーズ付だ。うちのごはんも、よく観察して記録することにしよう。テーブルの上、皿の上にも小宇宙がちりばめられている。

 九月十三日  秋の空 に 空飛ぶ円盤。
 天高く秋の空、午前6時30分八坂公園南入り口から南方向の空。 ちょっと疲れ気味で体がうまく動かないんだけど、八坂公園周回コースを2周して約7キロ走った。かあちゃんも最近は朝に八坂公園を走っている。(左写真)
 午後2時、老健きねぶちさんに訪問診療に行く。昼は、真夏と同じ気温がぐっと上がって高湿度。あちこちに積乱雲が盛り上がっている。夕立来てよね。 
 かあちゃんが、次男といっしょにパンを焼いたようだ。(右側上段写真)
 きょうのばんめしは、黒胡麻たれのバンバンジー、キャベツとピーマンのカレー炒め、トマト、焼きたてパン。(右側下段写真)
 
 ところで、ダーク・エネルギーって何?。ダーク・マターじゃなくてダーク・エネルギーだよ。
 これまで、天文学の常識では宇宙の膨張は、やがて減速することになっていた。やがて、しぼんでしまうということらしい。あのアインシュタインは、宇宙がしぼまないでそのままの状態が継続すると考えたので重力場方程式の中に現れる宇宙項(うちゅうこう)の係数に宇宙定数を加えた。 宇宙定数は通常Λ(ラムダ)と書き表される。アインシュタインは晩年、この宇宙定数の導入を生涯で「最大の過ち」 として後悔したらしい。
 近年、極遠い超新星の観測から宇宙は加速膨張しているらしいことがわかった。 (*0*)"だからどうした。? 宇宙の加速膨張を説明するメカニズムとして、アインシュタインの宇宙項のΛ(ラムダ)の存在が支持されているらしい。天才は、どこまでも天才なんだな。
 減速ではなく加速だ。宇宙は、加速膨張している。そのためには、重力、万有引力に拮抗する力が必要であり、その謎の力の総称をダーク・エネルギーと呼ぶらしい。きょうまでそんなこと知らなかったな。
  ま!ダーク・エネルギーは「反重力」ということか。 反重力飛行装置と言えば「空飛ぶ円盤」だな。

 九月十二日  テッシュコンデショニング。
 義歯が当たって痛い。下顎の粘膜に大きな潰瘍ができている。痛いだろう。痛くて食事をするのがさぞつらかっただろうと思う。食事のとき以外は痛くないからなんか我慢していたに違いない。食事のときは痛くて、でも腹減ってるから仕方なしに痛いの我慢してめしくってたんだろうな。この義歯からは、そんな患者さんの日常が垣間見える。
 上下の義歯の人工歯咬合面をモデルトリーマーで咬頭を削り飛ばして平らにする。義歯が側方運動したときに咬頭が干渉しないようにするためだ。即時重合レジンで床を補強する。テッシュコンデショナー(左写真の白い部分)を施して義歯を安定させる。最後にテストフードを食べていただいた。せんべいがうまく砕ける。

 九月十一日  アメリカザリガニの脱皮。
 朝食後八坂公園周回コースを4周して約13キロ走った。蒸し暑い。汗だく。かあちゃんは10キロ走ったようだ。昼寝した。空が高い。
 トイレの水槽で飼っているアメリカザリガニが脱皮した。青い。(右写真) アメリカザリガニは、体長8cm~12cm ほどで稀に20cm近い大きさの個体もいるらいしい。うちのザリガニも大きく成長してほしいものだがどうだろうか。体色は赤色か褐色が普通であるが、色素変異などが原因により青色や白色をしている個体もいるのだ。頭胸甲の上は"Y"の字で区切られている。5対の歩脚のうち、第1脚は大きな鋏脚になっていて、特にオスの鋏脚は大きく発達するらしい。第2脚と第3脚にも小さなはさみがある。右写真でも確認できるが、食物をこれではさんで口に運んだりしてる。平野部の水田、用水路、池など、水深が浅くて流れのゆるい泥底の環境に多く生息し、流れの速い川には生息しないらしい。湿地に穴を掘って生息し、夜になると出歩いて餌を探す。自然界では冬は穴にひそんで冬眠するが、うちの水槽では冬はヒーターで25度に水温を保つので冬眠しない。
 アメリカザリガニの食性は、雑食性で藻類、水草、小魚、オタマジャクシ、水生昆虫、動物の死骸など何でも食べる。天敵はオオクチバス、ウシガエル、サギ類、イタチ、カメなどだが、餌が少ないと共食いもする。繁殖期は夏で、交尾を終えたメスは直径2mmほどの大粒の卵を数百個産卵し、腹脚に抱えて保護する。卵は初めのうちは紫色をしているが、やがて褐色になるらしい。孵化した子どもは体長4mmほどで、半透明の褐色だが、他の多くのエビ類と違って既に親と同じ形をしている。子どもは孵化後もしばらくはメスの腹脚につかまって過ごすが、最初のうちは餌をとらず、体内に蓄えた卵黄で成長する。体長8mmほどになると親から離れ、藻類や水垢、小動物を食べて大きくなり、2年後には体長6cmほどとなって繁殖を始める。
 アメリカザリガニの寿命は5年ぐらいらしい。うちでは、5年生き延びた固体はいない。ザリガニの飼育も、奥が深く難しいのだ。なお、日本では嗜好の違いからあまり食用とされないが、原産地の北アメリカでは食用に漁獲され地元の名物料理とされている。私がこどもの頃は、尻尾の肉を佃煮にして食っていた。そして、農家では、畦に穴を開け、イネの根を食い荒らすとして嫌われていて、子供たちは田んぼでザリガニを見つけたら胴と尻尾を引きちぎり稲の根元に埋めて肥やしにすると教えられていた。アメリカザリガニが侵入し繁殖した水域では水草や小動物がことごとく食い尽くされ、残るのはアメリカザリガニだけという状況が発生することがあるらしい。
 今晩のうちの飯は、さばのトマトソース煮、大根ピーマンと切り昆布のサラダ、にんじんとしらすと黒オリーブのピラフ。今夜は、白ワイン付。(左写真)

BMW X1 sDrive18i
最高出力  110kW〔150ps〕/ 6,400rpm(EEC)
最大トルク/回転  200Nm/ 3,600rpm
車両重量  1560kg
車両総重量(5人乗り)  1,835kg
定員  5名
ラゲージ・スペース
燃料タンク容量  60リットル
寸法 全長×全幅×全高  4,470×1,800×1,545 mm
燃料消費率10・15モード)  11.4km/l
燃料消費率JC08モード  10.8
ホイールサイズ  8J×17アロイ
タイヤサイズ  225/50R17
 九月十日  ゆで卵。
 今朝は、八坂公園周回コースを2周して約6キロ走った。今週は、右膝の下が少し痛い。走り始めはつらいのだが、3キロぐらい走ると気持ちよくなってくる。痛みも消えてしまうのだ。そこで欲張って距離を稼ぐと故障してしまう。今日は2周でやめておく。
 ゆで卵の表面に顔を描く。(左写真) 裏には日付けが書いてある。うちではゆで卵には必ず顔が描いてある。いつのころからか識別のために習慣になった。
 先月、BMW X1 を試乗した。 右図は、X1の主要諸元。
 
 いまのところ次期購入車種として MINI COOPER S CROSSOVER ALL4 が、ポイント高いな。。

Z4Coupe3.0si
最高出力  195kW〔265ps〕/ 6,600rpm(EEC)
最大トルク/回転  315Nm/ 2,750rpm
車両重量  1,440kg
車両総重量(5人乗り)  1,550kg
定員  2名
ラゲージ・スペース
燃料タンク容量  55リットル
寸法 全長×全幅×全高  4,100/1,780/1255 mm
燃料消費率10・15モード)  10.2km/l
燃料消費率JC08モード
ホイールサイズ  8J×17アロイ
タイヤサイズ  225/45R17
 九月九日  耳の日。
 朝から晴れている。今朝は、ゆっくりと八坂公園を2周して約6キロ走った。膝が痛くなった。調子わるいな。こんな時は、あせらず無理せずゆっくりなんだが、ゆっくりしすぎるとイクジナシになっちゃうしな。難しいところだ。気温は低いが湿度がある。きょうも暑くなる。
 9がつここのかは、耳の日だ。今日は、診療が終わってから耳鼻科に行った。数週間前から左耳が良く聞こえない。8月31日からタリビット点耳薬が処方されている。耳鼻科の先生に耳垢をとってもらった。良く聞こえるようになった。耳鳴りも小さくなったように思う。私の左耳の耳鳴りは相対的な部分もあるんだな。音が聞こえなくなると耳鳴りが大きくなる。
 耳鼻科からの帰りに思う。俺の車Z4は、こんなにも騒々しい音があちこちから出てるんだ。タイヤの摩擦音、デフの音、タイヤハウスに小石が当たる音、エンジン音、エアコンのファンが回る音。ここ数週間聞こえなかった音だ。騒音までもかっこいい。。

 ばんごはんはチキンカレー。

MINI COOPER S CROSSOVER ALL4
最高出力  135 kW(184 ps)/5,500 rpm(EEC)
最大トルク/回転  240(260) Nm/1,600-5,000 rpm
車両重量  1,440 kg
車両総重量(5人乗り)  1,660 kg(1,715 kg)
定員  4名(5人乗りも選択可能)
ラゲージ・スペース  350-1,170 リットル
燃料タンク容量  47 リットル
寸法 全長×全幅×全高  4,120/1,790/1,550 mm
燃料消費率10・15モード)  16.6 km/リットル
燃料消費率JC08モード  15.4 km/リットル
ホイールサイズ  7J x 17 アロイ
タイヤサイズ  205/55R17
 
 九月八日  健康診断。
 今日は、休診日でかあちゃんと健康診断(人間ドック1日コース)を受けにつくばの健診センターに行った。
 毎年受けているが、同センターで5回目の検診になった。同じ施設で健康診断を受けていると、過去データとの比較で健康状態の推移を把握できるところが良いな。検査衣に着替えていつも記念写真を撮る。(左側上段写真)
 健診の日は朝食抜きなのですごく腹減った。腹減ってるところに胃X線撮影のためにバリウムを飲むのがつらいところだ。すべての検査が終了すると、健診とセットになっている花御前とか季節の御前とかいう昼食メニューをいただく。 腹が減っているせいか、昼飯がすごく楽しみですごくおいしい。(左側下段写真) 医師面談(検査結果の説明)までの待ち時間は約2時間あった。
 つくばのミニクーパーデーラーに行ってMINI COOPER S CROSSOVER ALL4.を試乗した。かあちゃんのゴルフを約3年後に買い換えるつもりなので機会あるごとに次期車種を検討してるのだ。(右写真)

 九月七日  テストフード。
 今日は、湿度が低くさわやかだ。が、日差しは強く暑い。
 昼に訪問診療予定のKさんは、まだ帰宅していなかったので午後6時半にうかがった。新しい総義歯が出来上がった。(左写真)出来上がった総義歯を装着していただく。かみ合わせも良好でいい感じだ。5分間義歯を入れて噛み締めてもらう。痛いところはない。テストフード(やわらかいせんべい:左下写真)を食べてもらう。いい音がしてせんべいが砕ける。大丈夫だな。
 10日間ぐらいは、慎重にゆっくりと噛むようにしてほしい。まだ新しい義歯に不慣れなので今までと同じつもりで咀嚼すると顎粘膜に擦り傷ができてしまうからだ。あと何回か微調整が必要だろう。
 かあちゃんが、ひるめしもしっかり力を入れて作った。豚肉とキャベツ炒め、にんじんピーマンと糸こんにゃくちくわ、昆布の煮物、三品並んでいる。(右側上段写真)
 ばんごはんは、かじきのステーキなど。(右側下段写真)

 九月六日  火曜日。
 湿度が低くさわやかな朝だ。秋の気配がする。でもランニング休み
 昼休みに老健きねぶちさんに訪問診療をする。
 先日、交換されたZ4のカップホルダー。2週間後には廃棄されるようだ。たいした不具合ではないのにもったいないな。(左写真)
 右写真は、今日の朝ごはん、ばんごはん。

 九月五日  ポークオレンジシチュウ、 グリンピースとゴーダチーズのリゾット。
 午前6時30分から八坂公園周回コース3周して約10キロ走った。気温は低いが、湿度が高い。汗がいっぱい出る。
 うちの晩飯は、ポークオレンジシチュウ、グリンピースとゴーダチーズのリゾット、コールスローサラダ。(左写真)
 長年使っていたネームライターのテプラが壊れた。分解してみる。故障箇所が特定できない。廃棄だな。(右写真)


 九月四日  梨。
 午前6時22分から八坂公園周回コースを走った。スローなペースで3周して朝飯前に約10キロ走った。蒸し暑い。汗かいた。シャツへばり着く。
 果物が、うんまい季節になった。梨もうんまい。

 九月三日  豚ヒレ肉のソテー にんじんとオリーブ添え。
 午前6時13分から八坂公園周回コースを2周して約7.5キロ走った。
 かあちゃんが、ケシノミパンを焼いた。(左下写真)
 ばんごはんは、豚ヒレ肉のソテー。(左上写真)
 もともと、食ったら無くなってしまう料理や菓子の写真を撮って記録するように努めていたのだが、最近特に、料理の写真を撮ることが多くなった。かあちゃんから、ひるめしの写真は撮らないのかといわれた。ひるめしも力を入れて作ってるときがあるらしい。

 年に何回か、私の中学校の同級生9人が集まって誕生日を祝う。(右側写真) 「お誕生会」と呼ばれているこの会合は、ま、集まって酒飲んでなんか食ってわいわいしゃべったりして時を過ごすのだが、..。 今回はかずおさんとのぶおさんが58歳になったお祝いだな。
 しげちゃんは、これから京都奈良にバス旅行らしい。ちょび先生は、教え子によばれてどこかに呑みにいくらしい。この二人は中途退席した。
 かつては徹夜でマージャンしたり、2次会にとこぞのスナックに呑みに行ったりしてたのだ。が、最近は、めっきり始まる時刻と終わる時刻が早くなった。今夜も午後9時にはお開きになった。

 九月二日  コーヒーブレイク・ケーキ と パン。
 かあちゃんが、菓子を焼いた。コーヒーブレイクのときに食べるケーキだからコーヒーブレイク・ケーキだそうだ。中のチョコレート色のスジは、チョコレートではなくてシナモンと砂糖。ちょっと苦めの薫り高いコーヒーとシナモンは合うね。
 かあちゃんが、パンも焼いた。
 
 台風の影響で風がある。雲の動きが早い。
 今日は、頭痛がする。昨日、走っているときに一瞬低血糖になったのかも知れない。。

 九月一日  久しぶりに20キロ走る。
 あっというまに9月だ。台風が接近している。雨が降っている。防災の日で各地で防災訓練があるようだが、台風接近で大雨警報が出ているので中止になったところもあるらしい。
 診療室の床面の掃除とワックスコーテングをヤマニ商会に依頼している。午前8時30分から作業が始まったようだ。

 IBARAKI BMW 守谷支店に車検点検整備のためZ4を預けてある。車検が終了したようなので約20キロ走って車を取りに行くことにした。デイパックに着替えを詰め込んでゆっくりと出かける。9時ごろ家を出た。はじめの1キロメートルは歩いてウォーミングアップをする。外は曇り空で気温は28度ぐらいかな。でも湿度が高いな。とても蒸し暑くて、走り出したらすぐ汗だくになった。
 途中で農家の直売所で巨峰を一房買う。約300グラム300円だったが、別の袋におまけだよといってくれた房には、買った房の2/3ぐらいの粒数があったよ。走りながら巨峰を食べた。うんまかった。(左側上段写真)
 ちょびちょびとスポーツドリンクを飲みながら走る。(右側上段写真 )熱中症で倒れたらかっこ悪いし危ないからね。かなりゆっくり走ってるけど、13キロ過ぎたあたらいから晴れてきて日差しがすごく痛い。(右側中段写真) 16キロからは時々歩いちゃったな。日に焼けた。IBARAKI BMW 守谷支店には11時半ごろ着いたかな。(左側下段写真) トイレで着替えた。

 次男と守谷駅で待ち合わせしてロックシテーのフードコートで昼食をとった。(右写真) アラモアナショッピングセンターにマカイマーケットとよばれるフードコートがある。規模はぜんぜんちがうのだが、ロックシテーのフードコートをうちでは「まかいまーけっと」と呼んでいる。
 久しぶりに20キロ走って疲れた。
 
 



二〇十一年 九月  デンタ日記 



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