二〇〇八年 二月  デンタ日記
 
二月二十九日 飯島小学校学校保健委員会。 歯根破折。
 午後の診療の一部を休診にして飯島小学校(左写真)に出かけた。学校保健委員会が開催された。今日のテーマは「こどもたちの生活リズムを考える。」です。よい生活習慣を確立することは健やか生活の基本です。子供たちに残せる最も大きな資産ではないでしょうか。

 歯根が破折することがある。たいした症状もなく経過する場合が多く定期検診や隣の歯の不具合でレントゲン診断をして発見されることが多い。Uさんの左上第二小臼歯の歯折もそうだった。一年前に違和感を感じるようなときがあったがその後気にしていなかったようだ。隣の第一大休止の金属冠がはずれて来院した。レントゲンを撮影して小臼歯の歯根破折が判明した。
 今朝は、長谷地区を回る5キロコースを走った。

二月二十八日 うさみ亭のステーキ。
 今日は休診日だ。昼ごろ八坂公園周回コースを5キロ走った。風が強い。
 受験はどこのうちでも大きなイベントに違いない。長男の国立大学後期日程の一次審査の結果が届いた。彼の今年の受験日程は本日すべて終了した。後は前期日程の結果を待つのみだ。一年間ご苦労であった。
 家族みんなでうさみ亭で食事をした。肉を切って鉄板で焼く。素人の目にはこのシンプルな調理工程の中にどれだけ多くの職人技が凝縮されているのだろう。百だろうか、千だろうか。うさみ亭のマスターの肉を焼く姿は20年前と変わらない。うちでは何か特別な日にはうさみ亭のマスターの職人技を堪能することが多い。ちなみに昨日は私の54回目(年をとったもんだな。)の誕生日だったが、今夜のステーキはどちらかというと「長男のご苦労様」だな。

二月二十七日 オールスポーツ。
Point Split Lap Time
5km 1:03:58 10:13:58
10km 1:35:47 0:31:49 10:45:47
15km 2:08:44 0:32:57 11:18:44
20km 2:43:58 0:35:14 11:53:58
25km 3:24:25 0:40:27 12:34:25
30km 4:12:00 0:47:35 13:22:00
35km 5:03:20 0:51:20 14:13:20
40km 5:55:17 0:51:57 15:05:17
Finish 6:20:39 0:25:22 15:30:39

 オールスポーツのウェッブページに東京マラソン2008の写真が掲載されている。ゼッケンナンバーから検索して自分が写っているものを何枚かコピーしてきた。ついでに各ポイントのタイムをゲットしてきた。
 東京マラソン2008 開催日(Date):2008/02/17 9:10スタート ナンバー(Bib number):38372  氏名(Name):木村達哉 種目(Category):マラソン男子
 右の表を見ると5キロ通過に1時間かかっているのがすごい。スタートを通過するまで20分かかってるしトイレで14分ロスしてるから妥当な数値なのだが、...。30キロ過ぎてから5キロで51分かかってる。ほとんど早歩きのスピードだな。実際ほとんど歩いていたから仕方がない。

二月二十六日 義歯修理。
 Tさんの左上二番目の前歯が折れて抜歯になった。とりあえず義歯を修理して傷の治りを待つ。左側の写真は応急修理の状態でバネが残っている。その後抜歯したところの傷が治ったので丸一日Tさんの義歯をお預かりして修理した。今回は義歯を新しく製作するよりも今まで使っていた義歯を修理するほうがより良く口腔機能を回復できると判断した。Tさんも修理された義歯で満足のようだ。義歯全体を機械で再研磨するので新品のような仕上がりです。(右側写真)
 今朝は、長谷地区を回る5キロコースを走った。

二月二十五日 テストフード。
 Aさんの新しい義歯が入った。いつもあたらしい義歯が入ったらテストフードを食べてみていただき噛めることをチェックする。
 テストフードは、豆菓子、甘納豆、チョコレートやクッキーなどいろいろ試してみたのですが、それぞれやわらかすぎたり義歯にまとわりつくなど欠点があって使いにくい。テストの目的では、やわらかめの塩せんべいと一口大のゼリー菓子が好都合で最近はその2種類を使い分けています。
 今朝は、長谷地区を回る5キロコースを走った。

二月二十四日 風速30メートル。
 朝早く長男が明日の入学試験を受けるために弘前に出かけた。しかし、等圧線のこみあった低気圧が駆け抜ける。朝からの強風で、東北新幹線が止まっているという。我が家は、パニックになった。復旧の見込みはない。在来線も止まっている。とりあえず、JR時刻表など買ってみたが、路線を確認するぐらいで..、復旧しても定刻には運行しないだろうし運休する列車もあるだろう。わいわい、うおうさおう、どたばた、あっちいったりこっちきたり、した。結局、東京駅でじっと待っているのが、最も賢かったのではないかい。? 思いもしないことが起きるから想定外なんだな。最悪の場合を想定していなかった。
 午後9時45分ごろ無事弘前に着いたと長男から連絡が入った。かあちゃんは数時間やせる思いだったろう。ほんとに痩せると良いのだが、そうはいかない。最悪の事態にならなかったことを神様に感謝します。それとも、これは神様の「こころにくい演出」なのかい。

二月二十三日 某国とイージス。
 19日午前4時ごろイージス艦「あたご」と衝突した清徳丸の乗組員とご家族に心からお見舞い申し上げます。
 ギリシャ神話の守護神アテナは「イージス(Aegis)の盾」を持っている。アメリカが開発したイージス・システムは高性能レーダー(探知距離は半径 175km以上)と独自のコンピュータシステムによる目標の捜索・探知・識別・攻撃・ミサイル誘導で、自動的に 150以上の目標を探知し、同時に 15以上の目標に攻撃をしかけることができるらしい。対空だけではなく、対地上、対艦(艦船)、対潜(潜水艦)と、すべての脅威に対して迎撃できる。イージス艦はイージス・システムを搭載している。1隻あたりの建造費は、国民の税金約1400億円らしい。
 私は、30年前苫小牧から晴海までフェリーに乗った。房総沖まで14時間で着たが、そこから晴海に接岸するまで8時間以上かかって驚いたことを思い出した。衝突の起きた海域がいかに多くの船舶が行きかい危険なところか推測できる。
 多くの船舶が行きかうこの場所でどうやって敵味方を識別するのだろうか。イージス艦「あたご」は戦闘艦船である。平時とはいえ近づく船舶に疑いを持たないのだろうか。「あたご」の乗員は戦闘員だが、悪の組織フロシャイムの戦闘員のような「ただの飾り」では済まされない。
 1943年6月8日12時10分ごろ、広島湾沖柱島にて停泊中の戦艦「陸奥」は、突然三番砲塔付近から爆発を起こし沈没した。「陸奥」の南南西約1,000mに停泊していた戦艦「扶桑」は「陸奥爆沈ス。一二一五」と発信している。以後陸奥に関する一切の発信は禁止された。人為的な爆発である可能性が高いとされるが、真相は未だに明確になっていない。乗員1,474人のうち生存したのは353人であった。
 某国の偽装船は、この海域で簡単にイージス艦に接近できるかもしれない。わが国は、簡単にして一瞬にしてイージス艦と乗員を失うかもしれない。国防のノウハウを何も知らない素人の私だが、この事件はとてもトテモ不安になった。

 午後2時半ごろから突然西よりの強い風が吹き始めた。嵐のようだな。土ぼこりが舞い上がる。近所はゴビ砂漠のようだ。今夜は歯科医師会支部の役員会があった。

二月二十二日 計量スプーン。
 写真は、グラスアイオノマーセメントの計量スプーンだが、1/2量が計量できるように黄色い樹脂で半分埋めた。歯科材料は高価なのできめ細かく使用量を節約するためだ。
 日の出直後の朝は寒い。 が、低い位置の朝日を浴びながら走るととても気持ちいい。今朝は、長谷地区を回る5キロコースを走った。新しいランニングウエアの使い心地が良い。軽いし動きが楽だし体温調節機能が優れているし洗濯が簡単。やはりランニング専用のウエアがランニングに適して高機能に作られているのだな。


二月二十一日 自動車運転免許の更新手続き。
 今朝は、八坂公園周回コースを6.95キロを走った。消費カロリーは408キロカロリーだ。ちなみにフルマラソンを走ったときは2556キロカロリーだ。
 午後に自動車運転免許の更新手続きに境警察署に行った。シートベルト関連とスピード関連で軽微な減点になっている。2時間ぐらいの普通講習を受けなければならないな。境警察署では毎週月曜日の午前中に普通講習を開催する。それ以外には無いので月曜の午前を休診にしないといけないな。
 順番が来て顔写真機の前で笑顔を作ろうと思っているまもなく「はい、終わりです。」ちょtっと、撮る前に合図してよ。

二月二十日 蝋義歯の金歯。
 今朝は、背骨と腰の痛みが強くなっているのでランニング練習を休んだ。
 昨日 I さんの蝋義歯の試適をした。蝋で義歯の形を作り人工歯を並べた物を蝋義歯というのですが、これを I さんの口の中に入れて最終チェックをします。噛み合わせや前歯の配列の感じが満足の行くものだったので仕上げをして次回に装着です。
 左下前歯に金歯が入ってます。 I さんが、自分の前歯に巻いていた金冠を抜歯した後取り外して再利用しています。前々回の入歯から再利用しているのです。今回も旧義歯から外して新しい義歯に組み込みます。

二月十九日 干し野菜。
 かあちゃんが、調理する大きさに切った野菜を天日に干している。干した野菜は、食感も味も良くなるのだ。かあちゃんが、料理の本で読んだらしい。NHKの「ためして、ガッテン」でシメジを干すと美味しくなると紹介されたこともある。うちでは野菜を干すのが日常になっている。
 今朝は、長谷コースを5.13キロ走った。フルマラソン後の初練習だ。ちょっと痛いところもあるが普通に走る事ができた。来年も東京マラソン抽選に応募するぞ。なぜ、マラソンレースにエントリーするのか。多分、レース中は苦しみ以外の何者でもないのだが、レースが終わるとそれ以外のことが全て楽しいことに思えてくることだと思うのだが、。
 午後の診療の一部を休診にして坂東市国保運営協議会の会議に出席した。

二月十八日 フルはフル、ハーフはハーフ。
 私のスタッフが、気を使って全員有給休暇を取ってくれた。..ので私も今日は休み。初めてのフルマラソンの翌日は、背骨が痛い。腰が痛い。足は少し腫れてるがあまり痛くないな。写真は、昨日の東京マラソン2008フィニッシュ会場、東京ビッグサイトでのイベント。
 昨日のレース直後には、もうフルマラソンは楽しくない、出たくないと思っていた。が、今日はどうだろうか、レース展開を反省しながら練習メニューを組み立てている。一年間、練習すれば5時間以内で走れるかもしれない?。..うううんう、5時間台だな。なんて考えながら一日ノンビりデスクワークをして過ごした。
 やっぱりフルマラソンだ。ハーフはハーフの楽しみ。フルはフルの楽しみ。

二月十七日 TOKYO MAARATHON 2008。
 私は4年まえからマラソンレースに出るようになった。もっとも初めてのレースはたった5kmのコースだったからマラソンレースと言えるかどうか...。それ以後練習をかさねているが、モチベーションが高く攻めの練習をする時期があり、なぜかついつい練習をサボってしまう時期がある。日々の練習の成果は4ヵ月後にあらわれると言われている。マラソンレースは達成度試験だ。それまで練習してきた結果があらわになる。試験は、基本的に緊張し辛く苦しいものだな。
 マラソンレースで私が唯一楽しみにしていることは、後ろ姿のキュートな女性ランナーを追い越して前姿を確認することぐらいなのだ。それ以外の事は全て苦痛だ。しかし、後姿のキュートな女性ランナーのほとんどは私より早い。唯一の楽しみもそう簡単にかなうわけではないのだが、なぜ私はマラソンレースにエントリーするのだろうか。
 8時45分ごろ、私はついに東京マラソン2008のスタートに並んでいる。(上段左側写真)かなりカナリ寒い。これまでの練習で30キロ3時間30分で走ったことがある。今日は、できれば37キロ以上は走りたいのだが、練習不足で不安だ。ここのところ練習をサボりにサボっている。今年に入ってから150キロぐらいしか走っていないし、2月に入ってからは雪が降ったり寒かったりでほとんど走っていない。制限時間内でフィニッシュできればたいしたものだろう。
 スタート地点では、記念写真を撮る人もいて、込み合っているので歩いて通過する。(上段右側写真)スタート地点から10キロまでは高低差40mの下りだ。1キロ7分ぐらいのペースで走る。3キロを走ったところでにわかに尿意が襲ってきた。練習不足がこんなところに出た。体の保水力が衰えて飲んだ水が体に溜まらずすぐ尿として排泄されてしまうのだ。膀胱まで行ってしまった水はもう利用できないので速やかに出さなくちゃ。トイレに寄ったら長い列で14分もロスしてしまったが、思ったよりいっぱい溜まっていてトイレ休憩してよかったなどと思いながらレースに戻る。5キロ地点にも達してないのに早くも想定外のレース展開だ。
 ビル影に入ると寒く日向を走ると汗ばむ、どうやって調整したらいいのだ?。ただ我慢か。皇居をぐるっと回って10キロ地点を通過し品川に向かう。(写真中段左側) 対向のランナーはすでに折り返して20キロ以上走ってきているのだ。みんな早いな。私も気づくと1キロ5分30秒のけっこう早いペースで走っている。早すぎるので腕のランニングコンピュータを見ながら7分台のペースに落とした。15キロ地点を折り返すと冷たい向かい風になってとたんに辛くなった。19キロ地点、東京タワーと記念写真を撮る。(写真中段右側) それからもう写真を撮る気力もなくなりデジカメをポーチにしまいこんだ。走ることに集中する。
 中間点を通過する。あたりまえだがフルマラソンではまだ21キロも残っている。ハーフマラソンの経験しかない私には考えただけで恐ろしい距離だ。銀座通りを通過中に対向のランナーが一眼レフを待って走っているのを見た。スゴイヤツダ。後半の給水ポイントにはバナナがある。ポイント通過のたびにバナナを食った。
 25キロを過ぎたら右足がつりそうになった。つってしまったら完走はできないだろうからペースをすごく落として耐えた。28キロ地点、雷門の提灯までの長かったこと長かったこと。もう右足がおかしくなってツリそうだ。足を前に運ぶだけで精一杯なのだ。30キロを過ぎた地点で、自分は走ってるつもりなのに早足で歩いている人に追い抜かれる。とたんにへなへなと歩いてしまった。周りに歩いているランナーが増えた。(歩いているランナーと言うのは妙な言い回しだ。)しばらく歩いていたが、沿道から「おまえらマラソンにきてんだろ。歩いてないで走れ!」と声援が聞こえた。両国あたりの気質なのか..。たしかに歩いていると体が冷えて動けなくなってしまう。1分走り1分歩くことにする。時計を見るのが面倒なので60づつ数えることにしたが、走ってる時は速く数えて、歩いている時はゆっくり数えている、俺はあさましい。罰として50カウント歩いて100カウント走る事にした。
 31キロあたりの給水所でアンパンにありついた。バナナに飽きていたので嬉しかったな。再び銀座を通りすぎるころは歩く時間がすごく長くなっていて体がかなり冷えてきた。周りのランナーも同じような状況の人が多くなった。佃大橋の上り坂では、寒いし足は痛いし頭痛はするし、ゴールまで10キロ以上あるし、「俺は何でこんなことしてんだろ。エントリーしなきゃ良かった。」などと考え始めたらとても悲しくなってきてなぜか涙が出てきた。本当に泣いてしまった。体が冷えるので気を取り直してできるだけ走った。が、足がパンパンに腫れている。靴紐を解いたらムクムクと膨れ上がるかもしれない。体を冷やさないように歩く時も腕を大きく振って熱を作った。
 38キロ地点、「あなたたちは東京マラソンに当選した人たちです。笑顔でゴールしましょう。」スタッフの声援がしみた。周りのランナーは皆悲壮な顔つきでゾロゾロ歩いていたに違いない。確かに落選した人に申し訳ない、モット楽しまなければ、...。しかし、40キロ地点を過ぎると歩いているだけでも膝関節が痛く一歩一歩が苦痛だった。体が冷えて震えながら救護所に倒れこむランナーもいる。ここまで来たのにあの人はゴールできないかもしれない。でも私はここまで来たらあきらめるわけには行かない。かあちゃんから「すずき饅頭屋さんの草もちと桜餅をもってゴールで待ってる。」とメールが入った。今朝までは、両手を振り上げて笑顔でゴールしようと思っていたが、悲壮な顔つきでずり足でフィニッシュラインを越えた。6時間20分ぐらいだな。完走というより制限時間内にどうにかゴールできったって感じ。(下段左側写真) 制限時間6時間のレースだったら失格だ。お情けでもらった完走メダル。(下段右側写真) かあちゃんに迎えにきてもらって助かった。一人で家に帰るのはあまりにさびしい。楽しかったと言えないレース。早く、あったかいうどん食いたいな。なぜ、私はフルマラソンレースにエントリーしたんだろう。

二月十六日 東京大マラソン祭り。
 東京マラソンの受付のためかあちゃんといっしょに東京ビッグサイトに出かけた。フルマラソンを完走できるか不安だが、参加して楽しむことに意義があるのだと再認識するイベントだった。東京マラソンはお祭りだね。

二月十五日 ハートフル広侖。
 昼休みにハートフル広侖さんに訪問診療し、Kさんの義歯を調整しました。(左写真)
 Mさんの右下のメタルボンド(金属鋳造陶材焼付前装冠)ができあがりました。歯の表層のエナメル質は水分がほとんど含まれず98%が無機質の結晶構造なので光が透過しやすい構造なのです。歯の先端では透明感が強く透けて見えるのですね。臼歯も犬歯の表層も透明感があり自然な感じに仕上がりました。周囲歯肉に調和した物を作るために歯肉の形状もピンク色の樹脂で模型に表現してあります。(左写真) 

二月十四日 タバコを止めるな、和田アキ子。
 和田アキ子はタバコを止めるつもりなどない。..はずだ。
 和田アキ子 1950年、大阪府生まれ。15歳ごろからジャズ喫茶で歌い始め、1968年、「和製リズム&ブルースの女王」というキャッチフレーズでレコードデビューし現在に至る。私は当時中学生だったが、彼女の歌はちょっとアイドル歌手と違うな、すごいなと思った。今日のスタジオパークからこんにちわに出演し生放送で「禁煙法」を公募?していたが、ファックスで送られてくる視聴者からの禁煙法にことごとく「だめだそれじゃ禁煙できない。」と答えていた。禁煙するつもりはないのだということを再確認しているように見えたのは私だけだろうか...。30年以上も愛しつづけているというタバコだ。
 「タバコを止めなくても良いんじゃない!」 「タバコも歌も愛しつづけたらよかんべよ。」 「葉巻くわえて100歳まで歌っていてくれ。あんたならできるさ。」世間に媚びるな和田アキ子。タバコを止めるな和田アキ子。
 和田アキ子。彼女には、多分、有能なかかりつけ医がいて何度も喫煙のリスクをデータを示しながら説明しているはずだ。だから少し禁煙しようと思ったのかもしれない。喫煙のリスクは十分理解している。仕事を愛している。家族に愛されている。必要なのは彼女の決断だけだ。「禁煙法」をコレクションすることではない。決断がないのは「和田アキ子はタバコを止めるつもりなどない。」ということだろう。彼女のような有名人が、軽く「禁煙」をほざき、止められないことを自慢するのは社会的影響が大きい。禁煙しなくて良いから、こっそりタバコを愛していてくれ。
 そんなことより今日は、バレンタイインデだんべな。みんなうまくいったか。

二月十三日 医療安全管理会議。
 午後の診療の一部を休診にして医療安全管理会議を行った。安全管理の意識や技術を向上するために毎月必ず一度行っている。最近の議題はパンデミック・フルーに関することが多い。茨城県の新型インフルエンザ対策行動計画やガイドラインを検討している。うちの診療所に即した対策も考えなければならないだろう。

二月十二日 義歯修理。
 Aさんの義歯、左下犬歯の抜歯した部位に人工歯を補って義歯を修理する。傷が治るまでの応急的措置だ。抜歯創が治癒したら本格的に修理する予定だ。

二月十一日 セロリ。
 友人の野口和夫君、彼が生産する自慢のセロリを持ってきてくれた。今年初めてのセロリだ。このセロリは、香りも味も食感も絶品だ。

二月十日 部品。
 BMWの給油口のヒンジ、樹脂製の部品が手に入った。価格は1600円だ。部品を取りに柏市まで出向いたが、往復のガソリン代は600円ぐらいだった。車を走らせるよりも宅配便で送ってもらった方が時間とコストを節約できたかもしれないな。

二月九日 シュレッダー。
 シュレッダーのギヤが破損した。ちょっと改造してあるのでメーカーに修理に出すわけにもいかない。新しいシュレッダーを購入した。(左写真) 購入価格は13800円で旧シュレッダーの2.2倍だが、性能は3倍ぐらい高性能で使い勝手が良い。コストパフォーマンスを見極めるのは難しいが、いつもコストパフォーマンスを考慮して商品を選びたいものだ。

二月八日 義歯
 Sさんの新しい義歯が出来上がった。義歯に名前が入っている。テストフードを食べていただいてよく噛めることを確認して今日の診療を終わりにした。
 新しい義歯を入れるのは、新しい物を買うのとは違う。新しい義歯を用いてSさんの口の機能を回復する診療行為なのだ。テストフードを用いてしっかり口の機能が回復したことを確認して終わりにしなければならない。

二月七日 エイブトレイ。
 これまで使っていた総義歯用のトレイ(型を採る時に使う道具)が壊れてしまった。樹脂製のもので開業以来20年以上使っているからしかたのないことだ。でもとうに生産中止になっていて同じ物が手に入らない。新しい物を購入したが、さて使いかってはどうだろうか。(左写真)
 寒いけど、陽だまりは暖かい。穏やかで良い天気になった。午後3時ごろ実に一週間ぶりに八坂公園の周回コースを7.19キロ走った。踵や関節の調子が悪い。練習してないのに、たいした負荷が掛かってないのに痛い。なんででしょう。こんなんで本当にフルマラソンを走りきれるだろうか。東京マラソンまであと10日。

二月六日 ウルトラフロス。
 今日は、雪が降っています。
 ライオンのウルトラフロスを筑波西武のロフトで見かけた。税込みで515円だ。
 うちでは同じ物が480円です。受付で販売していますよ。

二月五日 火曜日は。
 毎週火曜日は、老健きねぶちさんに訪問歯科診療だ。久しぶりにOさんの義歯を診た。装着してから6ヶ月ぐらい経っただろうか。痛いところが出てきたようだ。咬合紙やフィットチェッカー、デンフィットなど義歯の適合を調べる器材を使ってチェックしながら義歯を削り微調整する。義歯の微調整は、患者さんの噛む様子を良く観察して不具合を調整する。経験もカンも根気も必要だ。(左写真)
 チョコレート菓子が廊下の缶に入っている。かあちゃんが作ったチョコレート菓子(右写真)を空き缶に入れて気温が低い廊下に置いて保存している。廊下を通過するたびに摘み食いしてしまう。

二月四日 レービンブレード。
 Mさんの上下顎の義歯が出来上がった。レービンブレード人工歯が組み込んである。(左写真) 口の粘膜に当たる部分を義歯の床(しょう)といのだ。この床がレジン(樹脂)でできている。見た目もかみ合わせも良好だ。

二月三日 雪。
 朝目覚めると雪が積もっています。寒いし、路面は雪があるし濡れてるし、これでは、ランニングに出かける勇気はありません。
 節分は、本来季節の変わり目、立春・立夏・立秋・立冬の前日を指す言葉ですが、現在は立春の前日(2月3日)を「節分」と言い、豆をまいて悪疫退散や招福の行事が行われますね。うちでも恵方巻きを食べて豆まきをしました。

二月二日 ビデオカード。
 パソコンは数種類の部品から構成される。さまざまな機能を付加する部品を拡張カードと言うのだが、画像処理を担う拡張カードをビデオカードと呼ぶ。ビデオカードをより高性能なものに差し替えるとパソコンがリーズナブルにグレードアップできる場合もある。そんなことが、今朝の毎日新聞の生活欄に紹介されていた。
 パソコンの部品をアップグレードする手法が、新聞の夕食献立欄の横で紹介されている。もはやパソコンは家電品なんだと思った。

二月一日 テストフード。
 今朝は久しぶりに八坂公園の周回コースを4.12キロ走った。寒い。
 Oさんの新しい義歯が出来上がった。特に痛いところもなく心地よい装着感だそうだ。新しい義歯は、慣れるまで時間がかかる。念のため一週間ぐらいはゆっくりと用心深く確かめながら噛んで欲しい。装着していただいた新しい義歯でテストフードのゼリー菓子を食べていただいた。不具合がないことを確かめて今日の診療を終わりにした。




二〇〇八年 二月  デンタ日記


  go to HomePage go to top 
  オフィッス 「デンタ・デンタリス」 のウエッブサイト
  "Denta・Dentalis" is the website of OFFICE Denta Dentalis at Iwai Bandou City Ibaraki Prefecture Japan.
Tatsuya Kimura release this page. Since Mon 05 Oct 1998. All Rights Reserved.