二〇〇七年 十月  デンタ日記
十月三十一日 ブリッジ。
 完成したブリッジ。右下の第一大臼歯がなくなってしまった。第二小臼歯と第二大臼歯を支台歯(橋桁になる歯)にしてブリッジを作る。橋渡しをするからブリッジだ。
 日に日に、日没時間が早くなる。あっというまに10月も終わりだ。

十月三十日 義歯で噛んでいる証拠。
 毎週火曜日は、老健きねぶちさんに訪問歯科診療だ。9日にGさんの新しい義歯が入ってから3週間が過ぎた。Gさんの義歯は、次々に痛いところが出てくる。調整して痛いところがなくなると、より強くより大胆に噛めるようになる。すると、別の場所が当たって痛くなってくる。調整するとさらに強く大胆に噛めるようになる。
 義歯の微調整は、患者さんの噛む様子を良く観察して不具合を調整する。経験もカンも根気も必要だ。調整しても次の週には、また痛いところが出てくる。すごく大変なのだが、Gさんが、新しい義歯を使って良く咀嚼している証拠なのだ。

十月二十九日 Mさんの総義歯、下顎の後退。
 不安定な総義歯を無理して使うには、下顎を意図的に前に出して上下の義歯の安定を図りながら噛まなければいけない。かなり疲れる行為なのだ。
 10月16日に、Mさんの総義歯を補修した。人工歯の噛む面の形態を変更し、咬み合せの高さを約5mm高くして下顎の義歯の安定を図ったのだが...。
 思惑どうり義歯は安定してきた。 が、安定すると下顎が後ろにさがる。写真では約8mm上下義歯の前歯の間に隙間ができたのがわかる。この下顎の位置の後退により、また痛いところが出てくる。今日の診療は、この痛いところの調整と、、下顎位置変化に対応する補修をして終わりにした。
 上下総義歯の噛みあわせが安定してくると、患者さんの口周辺の緊張が解けてやさしい顔に変化してくる。私にとっては、この顔の変化が、総義歯治療の醍醐味だ。

十月二十八日 秋葉原。
 かあちゃんが林檎の菓子を焼いている。いつのまにか林檎の焼き菓子がうまい季節が回ってきた。
 長男の通う予備校に見学に行った。ついでに秋葉原でパソコン部品を購入する。一枚100円のSCSIカードを4枚購入。SCSI接続640メガのMO(中古保証なし)を一台...、このジャンクなMOには、値札が付いていなかったので「100円でいい?」とSofmapの店員に交渉すると、店長が「300円。」という答え。「ま!いいか。」と買ってきた。ちゃんと動けばもうけもの。動かなくても使える部品が300円分はあるからね。
 アニメキャラのどでかいシールを貼った車に群がる男たち。誇らしげにホコテンを歩くコスプレの男女。大人になれないこどものあそびば、秋葉原。不安の象徴、秋葉原。かつての秋葉原は、どこへ行った。

十月二十七日 光重合コンポジットレジン充填。
 写真の症例は光重合コンポジットレジン充填だ。かなり綺麗に修復できたのだが、はずれやすい。この症例も数日後に剥離してしまいやり直した。しょっちゅうはずれると患者さんは、面倒になるらしいが、その歯を長く持たせるのには光重合コンポジットレジン充填が最善と思われる。
 私が歯学生だった約30年前に歯の修復材料としてレジン(合成樹脂)が使われるようになったが、当時はとても使いにくい材料であっり、前歯の修復に仕方なく数々の危険をおかして、しかたなく歯と同じ色のレジンをつめたのだ。
 現在、歯冠色の修復材料として一般的に多用されているのが光重合コンポジットレジンである。合成樹脂であるレジン単体では、強度不足などで歯の充填材としては不向きであったが、レジンの中に無機質の混ぜ物を配合することによって問題の解決を図った複合材料であるコンポジットレジンが誕生した。 誕生以来多くの改良が加えられ今では優れた信頼できる修復材料のひとつでありこれがないと日々診療できない。現在用いられているものは可視光線重合型コンポジットレジンである。光照射器から光線を受けることで重合が開始する。診療室で青い光を歯に当てている光景を見る機会があるでしょう。
 コンポジットレジンと歯を接着するシステムにも多くの改良が加えられている。コンポジットレジンと歯が接着することによって強度が回復され歯を削る量を最小限にとどめる事ができるようになった。コンポジットレジンとその接着システムは、むし歯の治療方法を革命的に変えたといっても過言ではない。接着力もかなり強いものになったが、噛む力はそれよいも何倍もいや何十倍も強い。無理な力が掛かれば剥がれて脱落してしまう。
 タイフーン20号がやってきて行っちゃった。

十月二十六日 金属床(きんぞくしょう)義歯。
 Uさんの上顎の金属床義歯が蝋義歯(歯肉部分を蝋で形作ったもの)段階まで出来上がった。レービンブレード人工歯が組み込んである。口の粘膜に当たる部分を義歯の床(しょう)という。この床がレジン(樹脂)でできていればレジン床(れじんしょう)、金属でできていれば金属床(きんぞくしょう)と呼んでいるのだが、金属で床を作ることで薄くできるし熱が伝わりやすいので食事が心地良いといわれている。Uさんの蝋義歯を試しに装着していただいた。見た目もかみ合わせも良好なので仕上げをして次回装着予定だ。

十月二十五日 休診日。
 今日は休診日。まだ腰が少し痛いのでなにをするにも気が入らない。とても芝生の草取りをする気になれないので除草剤を使ってしまった。
 そうざえもんでランチ。水没した長男の携帯電話、同型機をドコモショップで購入する。ジョイフルホンダ守谷店でショッピングしながら歩く練習をする。金属部品、園芸用品、家庭用品、電気製品など店内をくまなくチェックした。
 写真は、先日装着したSさんの右上小臼歯のメタルボンド(陶材焼付け前装金属冠の俗称)です。金属表面に陶器と同じ材質が約1200度の高温で焼き付けてあります。自然歯の色調そして透明感のある仕上がりで自然の歯にとても近い感じできれいに出来上がりました。歯茎にも調和した形の前装金属冠を作るためにピンク色の樹脂材料で歯茎の形態も模型にしてあります。

十月二十四日 今はもう秋。
 熱帯魚の元気がないと思いきや水温が下がってる。水温20度以下になってるぞ体表の組織が一部壊死を起こしてるかもしれない。やばいな。ぎっくり腰の騒ぎでヒーターを入れるの忘れてた。すっかり気温が下がって、秋なんだ。
 写真は、水没した長男の携帯電話を寒天印象材のコンデショナーで60度Cで加温しているところ。完全に水気が抜けたら通電してみる事にする。せめてメモリーが生きていればいいけどね。

十月二十三日 火曜日は老健きねぶちさん。
 オンラインで、エントリー手続きをする。東京マラソン2008のエントリーが完了した。いよいよフルマラソン。
 老健きねぶちさんに訪問歯科診療する。Gさんの下顎の位置が、どんどん後退していく。顎位が安定してきて良く噛めるようになったことこの証なのだが、ちょっと厄介だ。

十月二十二日 にこたまどん。
 一日、しっかり仕事ができた。腰は少し痛いが、ほとんど天国の住み心地だ。長男の携帯が洗濯機で洗われてしまった。
 今晩の飯は、二子玉丼(にこたまどん:チキンライス味のどんぶり物)です。左側写真。レシピが、マンガの本「天体戦士サンレッド」(右写真)に載っている。世界征服をたくらむ悪の組織フロシャイム川崎支部のバンプ将軍がお勧めする簡単にできるおいしい一品だ。かあちゃんがつくってみたのだ。

十月二十一日 オールモストヘブン。
 今朝からは、何とか歩ける。テーブルで食事ができた。風呂に入った。トイレで熱帯魚を眺める。みんな、毎日、ほとんど天国のようなところに住んでいるんだ。

十月二十日 土曜日。
 今日も休診にする。右腰の方が痛いな。10分間ぐらいは椅子に座っていられるようになったが、地獄は、まだ続きそうだ。

十月十九日 切り取られた青空。
 今日も熱発している。引き続き抗生剤と抗炎症鎮痛剤を服用する。立てないどころか、痛くて身動きできない。仕方が無いからあきらめて休診にする。痛みを紛らわすのにDVDを見たりする。窓、屋根、外壁などに切り取られた青空でも見えると嬉しい。明日も動けそうにないな。

十月十八日 ぎっくり腰か。
 もう朝から起き上がれない。昨夜から寝返り打つのも地獄の苦しみだ。これが、いわゆるぎっくり腰か。トイレに行くのも地獄。はっても動けない。じっとしているしか仕方が無い。20分おきに体位を変えないと痛い。体位を変えるのにも痛い。だからずっと痛い。寝られない。午後から熱発してきた。持病の副鼻腔炎も起きてしまったようだ。抗生剤と抗炎症鎮痛剤を服用する。午前3時ごろから夜明けまですごく痛い。副鼻腔も腰も、重力変化のせいかな。

十月十七日 飯島小学校就学時検診。
 今朝は、すごく腰が痛い。診療室まで行ったら腰が痛くて歩けない座れない横向けない立てない階段登れない。とにかく動けない。ゆっくりゆっくりならなんとか動けるが、どうしよう。
 午後から飯島小学校で修学時検診があった。スタッフの車に載せてもらったが、乗り降りが苦痛。腰が痛い。とても自分で運転はできない。飯島小学校の就学児は18名で保護者同伴で検診をした。検診後直ちに、子の口腔内の状況を保護者に説明できるので同伴検診は有効だと思う。就学時検診後、歯科衛生士の中山が就学児の保護者に6歳臼歯などについて講話をした。
 腰の痛い一日であった。早く寝る。明日は治るだろうか。

十月十六日 Mさんの総義歯。
 Mさんは、昨年病気をして入院し体重がだいぶ減ったらしい。6年間使っていた義歯が合わなくなって昨年新しい総義歯を作ったが、6年前に作った総義歯ほどうまく噛めないらしい。写真は、Mさんが持ってきた3組の総義歯。はじめに作った義歯、6年間使っていた義歯、昨年作った義歯。それぞれに診療した歯科医の意図と苦労がうかがえる。
 私には、Mさんの満足のいく機能的な総義歯を作ることができるだろうか。まず左写真中央の義歯を選んで補修した。人工歯の噛む面の形態を変更し、咬み合せの高さを今までよりも約5mm高く持ち上げて下顎の義歯の安定を図った。今日の診療は終わりにしたが、思惑どうりの効果があるか次回確認して次の手を打つ。
 右写真は、明日の講話の練習をする歯科衛生士中山。彼女は講話がうまい。今朝は、八坂公園周回コースを6.84キロ走った。

十月十五日 腰が痛い。そういえば、ボクシング
 昨日のランニングが効いてあちこち痛い。腰も痛い。今朝は4.5キロ走るのが精一杯だった。スポーツをしたら時に痛いこともあるか。そういえば、ボクシングは痛そうだな。私は、ボクシングにはぜんぜん興味がないから、明日のジョーと力石徹ぐらいしか知らないが。
 かあちゃんが菓子を焼いている。

十月十四日 日曜日の朝は、ワッフル。
 我が家では朝食には家族全員そろっていることが多いが、私はちょっと寝過ごして午前7時に起きた。長男は少し遅れて起きだす。すでにワッフルが焼きあがっていた。サラダとミルクコーヒーとともにワッフルに焼きりんごとサワークリームを載せて食べる。日曜日なのでのんびりと家族そろって朝食だ。
 11時ごろから、いわい将門ハーフマラソン擬似コース(21.16キロ)をかあちゃんといっしょに走った。1キロ7分のペースでゆっくり走った。水はもって走るのだが、さすがに12時すぎたら腹が減ってきてコース途中の日の出屋さんでバームクーヘンを買って食べた。
 将門マラソンは、四週間後だ。今度のレースも自己記録更新したい。

十月十三日 テストフード。
  Sさんの下顎の前歯一本が歯周病のために数週前に抜歯された。昨日、Sさんの義歯を修理のために預かった。丸一日預かって無くなった前歯の部分を補うために義歯の修理をする。一日間、義歯無しで過ごさなければならないのでちょっと不自由だろう。しかし、一年以上使っていた使い慣れた義歯を修理するので出来上がってきた義歯は、新しく作ったものより具合がよく心地よい。
 歯科技工所で修理された義歯を入れてもらう。痛いところは無く出し入れも良好だ。Sさんに試しにテストフードのゼリー菓子を食べていただいた。大胆にゼリー菓子をほおばって噛みしめた。良好なようである。
 今朝は、八坂公園周回コースを2.84キロ走った。

十月十二日 さなぎ、蛹。
 今朝は八坂公園周回コースを11.58キロ走った。いつも6時半から7時半の間に走るようにしている。昨日より早いペースで走れた。
 いえの外壁に蝶のサナギがへばりついている。(左写真)

十月十一日 治療の練習。
 今朝は八坂公園周回コースを11.72キロ走った。久しぶりに10キロ以上走って気持ちよかった。さすがに朝の気温は低くなったのでトレーナーを着て出かける。でも、すぐ汗だくに成るから途中で脱ぐのだが、走るのがとても楽になった。
 写真は歯科診療室にはじめってやってきたY君(4歳)の治療の練習をしているところ。歯科は初めてだが、皮膚科など他の診療室での経験が影響してなかなか診療台に座ってくれなかった。まずは。診療室の雰囲気に慣れてもらわなければ。
 小さな子供は、むし歯になったのでさあ治療しようと思ってもおいそれとは行かない。大人の思惑通り素直に治療を受け入れてはくれないのだ。3歳ぐらいでは歯科治療ができないと思って良い。まず虫歯にしないように予防を心がけるべきなのだ。

十月十日 医療安全会議。
 今朝は、八坂公園周回コースを5.0キロ走った。
 午後の一部を休診にして医療安全会議をした。

十月九日 火曜日は老健きねぶち。
 今朝は、久しぶりに長谷地区周回コースを一周6.0キロ走った。
 火曜日は老健きねぶちさんに訪問診療です。Gさんの新しい義歯が出来上がった。(左写真) 義歯に名前が入ってる。テストフードを食べていただいて痛くないことを確認して今日の診療を終わりにした。
 Kさんは、なかなか義歯をいれてくれないようだ。食事の時ははずしているらしい。でも、上顎の義歯は、吸着が良くなっている。少しは入れていたのかもしれない。義歯を入れるとかおだちもかわってくるのだが、...。

十月八日 植え替え。
 今朝は、久しぶりに5.1キロ走った。
 写真は玄関アプローチに置いてある観葉植物。葉がいっぱい出てきて鉢が小さくなってしまったので、昨日、鉢植えの植物たちを順繰りにひとまわり大きい鉢に植え替えた。

十月七日 どんぐりてい。
 からっと晴れて良い天気。ランニングを休んで午前中は、草引きをする。芝生が綺麗に育つのが楽しみだ。今日の昼飯は、どんぐりていで蕎麦だ。もり蕎麦大盛とかきあげ、リーズナブルでおなかいっぱい。
 「農家レストラン どんぐりてい」(左写真) その名のとうり、農家の縁先で広がる田んぼを眺めながら、「かあちゃんがぶった蕎麦」を食べる。そんな雰囲気です。素材にコダワルかあちゃんが、良いそば粉を集め蕎麦をぶつ、採れたて野菜を厳選し田舎料理をつくる、おまけに庭先のカマドでごはんを炊いている。友人の奥さんが、大好きな蕎麦打ちが高じて蕎麦屋をやっている。営業日は木、金、土、日曜日。問い合わせは以下のリンク、電話番号で....。

   「農家レストラン どんぐりてい」 手打ち蕎麦、釜炊きごはん
   TEL 0297-35-2240
   坂東市弓田289-2

十月六日 は・は・は。
 今朝もランニング休む。まだ、踵や大腿、膝関節が痛い。
 院内新聞「は・は・は」秋号ができあがりました。待合室においてあります。みなさんご覧下さい。


十月五日 東京マラソン当選。
メールで
◇◇ 東京マラソン 抽選結果(当選)のお知らせ ◇◇
が大会事務局より届いた。
2008年2月17日、ついにフルマラソンに挑戦だ。
でも、今日は、足が痛いのでランニング休み。

十月四日 早起きするとけっこういろいろ楽しめる一日。
 
今朝は、なぜか腹が減って午前4時30分ごろ目がさめた。毎朝のことだが、布団の中でストレッチングする。ますます腹が減ってきた。起床してコーヒーをイレル。ミルクコーヒー、ヨーグルト、食パンの朝食。5時30分から、久しぶりにLSD(ロングスローデスタンス:ゆっくり長距離を走る。)をする。将門ハーフマラソン擬似コースに9キロ加えて約30キロ走ったが、前半早いペースで走ったので、最後の5キロは大腿膝足が痛くなって歩きと走りの混合になってしまった。左側上2枚写真は将門マラソン擬似コース上の風景。30キロ走るのに4時間かけたがペースにむらがあってむちゃくちゃ、LSDになってない。足が痛くて歩けないのでかあちゃんにハイテクパークまで車で迎えに来てもらった。フルマラソンは、とても難しいな。
 今日は休診日で午前10時ごろから清掃業者のヤマニ商会が診療室の床清掃ワックスがけに入っている。私は家の周りの芝刈りをする。芝が伸びすぎてしまうのも良くないらしい。芝生は、ちょっと手をかけるとどんどん綺麗になる。芝生つくりが面白くなってきた。ネットで手順を調べて、きれいな芝生を夢見て作業する。日差しが強くなった。(左側3段目写真)
 かあちゃんがランニングから帰ってきた。今日は18キロぐらい走ってきたようだ。二人とも腹がへったのでいっしょに守谷市の「そうざえもん」にランチを食べに行く。なぜか、いつもランチタイムが終わる2時ぎりぎりに入ることになってしまう。1600円のランチはパフォーマンスが、かなりカナリ高い。シェフの心意気を感じる。(右側写真) 私たちは、毎月一度は行ってしまうだろうか。
 TXに乗って秋葉原に4時ごろ着いた。かあちゃんはJRに乗り換えて銀座に行く。私はあやしい秋葉原裏電気街に、..。裏通りに怪しいパソコン部品屋が少なくなってしまった。怪しい部品では儲からなくなったという事か?。かわりに飲食店が増えているような気がする。食い物の方が儲かるということだな。名物の「おでん缶」や「ラーメン缶」が、パソコン部品屋に売っている。40Wの白熱電球があやしいパソコン部品屋で3個100円で売っている。中国製だろうか?パソコン部品とともに中国製の駄菓子?や食玩も売っている。売れるものは何でも置く怪しい部品屋の根性をみた。今日は、秋葉原の裏通りにあるパソコン部品屋を7割方チェックしたかな、並んでいる部品のほとんどは私の知識では解からない新しい規格の部品に入れ替わっていていた。お目当てのPCIバスのSCSIボードを100円と300円で2枚手に入れたので満足したのだ。左側4段目写真:秋葉原の新しいビル。
 午後8時ごろかあちゃんと守谷に戻ってきただろうか。夕食を食べて、塾がえりの長男を守谷駅で回収して一日が終わった。

歩幅60cm

足に衝撃

体に衝撃

1km

833回

1666回

10km

8330回

16660回

21km

17493回

34986回

フルマラソン

34986回

69972回

十月三日 六万九千九百七十二回の衝撃。
 左のレントゲン写真、歯冠が白く見えるのは金属冠がかぶせてあるからだ。歯根の周りが黒くなっているが、この歯の周囲だけ急速に歯周病が進行して骨が溶けて破壊されているからだ。もはや歯根を支えられなくなっている。この歯は抜くことになった。歯周病が急速に進行した原因は、金属冠の噛み合せ不良による過剰な衝撃の為と思われる。
 歩幅60cmで走るとすると、1キロメートル走るのに1666歩必要なので片足に833回、腰には1666回の衝撃がかかる。フルマラソンでは、42.195キロの間に片足にそれぞれ三万四千九百八十六回、両足合計して六万九千九百七十二回の衝撃がかかるわけだ。驚異的である。私の膝関節は、この衝撃に耐えられるのか。今日もランニングを休んでしまった。

十月二日 訪問歯科診療、根気。
 火曜日は老健きねぶちさんに訪問歯科診療だ。先週、Kさんの新しい総義歯が出来上がって装着していただいたが、食事の時もはずしていたらしい。ほとんど使っていなかったようだ。ちょっとがっかり。上顎の総義歯は吸着良好で私の技術ではこれ以上のモノはできない。下顎の義歯もそこそこ良いはずである。テストフードもゆっくりではあるが咀嚼できるからだ。
 Kさんの話を良く聞き口の動きをよく見ると、どうやら義歯を出し入れするときに上顎の顎堤を引っかいて痛いらしい。義歯の正しい出し入れの方法を練習した。(左側写真)手や指が思うように動かない人は義歯の出し入れにも難儀する。短絡的な方法をとる結果痛かったりうまくいかずに途中であきらめたりする。Kさんと義歯の出し入れを何度も何度も丹念に練習する。根気がいるが、ひょっとすると、これは、義歯を新しく製作することよりも重要度の高い事なのかもしれない。訪問歯科診療は診療室で経験できない多くのことを教えてくれる。右側写真は、Gさんの新しい義歯の蝋義歯試適をしているところ。
 今朝もランニング休む。

十月一日 壮大な宇宙から、すき焼きなべ。
 今朝は、小雨が降っている。なぜか節々が痛いのでランニングを休む。
 宇宙の年齢は137億歳。宇宙の大きさは470億光年。我々の身近な物質、原子や分子は全宇宙の構成要素の4%を占めるにすぎず、96%は未知の物質やエネルギーだそうだ。その96%のうち人類が観測したことがない物質が23%であり残りの73%は未知のエネルギーなのだそうだ。暗黒物質とか暗黒エネルギーとか呼ばれてる。万有引力とか万有斥力とか、宇宙の話はいつも壮大でロマンチックだ。
 うちの今晩の飯は、すき焼きだ。豆腐がいっぱいで牛肉が少し。長男が少し調子悪いのでいつもより早く帰宅していて、珍しく家で夕飯を食っている。かあちゃんが、なにか心配そうに世話をやいている。豆腐食えとか肉をとか、りんご食うかとか、ごくありふれた会話なのだが..。傍らですき焼き鍋と二人を眺めている私には、なんとなくなにか壮大な眺めだ。45億年の歴史の上辺を感じる。宇宙の話はいつも壮大でロマンチックだ。


二〇〇六年 九月 デンタ日記

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