二〇〇五年 四月  デンタ日記
四月三十日 レセプト
 もう連休中のひともいるだろう。うちは明日から5日まで連休だ。今日はレセプトをしなければならないが、「半島を出よ。」を読みたい。今夜中にはおわらないだろうが。車のヘッドライトのリレーがまた接触不良を起こしている。メタルストリップスで接点を磨いた。

四月二十九日 暑いっす
 今日は暑いっす。もう二十五度超えてますね。十時頃に今日は十キロ走ろうとジョギングに出かけたのですが八キロ地点でへばってしまい残り二キロは歩いて帰って来ました。埼玉県庄和町、四日の大凧マラソン10キロにエントリーしています。午前十時スタートです。でも、外気温は考えてなかったぞ。高いと体力を消耗する。十キロ走れるだろうか、不安になってきた。当日は曇りだと良いな。ホノルルマラソン、いくら十一月でも外気温は二十五度以上だろうな。ホノルルマラソン完走の目標は遥か彼方だな。
 みどりの日は、次男の誕生日。

四月二十八日 超やばい!です。
 今日は、真夏日です。
 身長約180cm二十代前半のT君が、来院した。この前の約束の日はどうしたの?(今日は彼と診療の約束が無い。)という質問には曖昧にして「痛いです。超やばいです。」と答えた。右下第二大臼歯が痛いらしい。前回の診療のときにも予告していたはずだ。その歯は放置すれば必ず歯髄炎をおこす状態だった。予想どうり昨夜から歯髄炎を起こしている。痛みが波状攻撃しているのだ。次に来る痛みには屈強な自分も耐え切れないかもしれないと思っているのだろう。「痛いです。超やばいです。」という短い彼の答えに昨夜から来院にいたるまでのT君の心が読み取れる。首から上の部分はどこでも痛い。痛みを脳神経が直接支配しているからだ。歯髄炎は、歯の痛みの中で最も痛い。
 日常的に予告や警告が身の回りに満ち溢れている。私は五十代前半だが、それらを汲み取って的確に回避する策を講じているだろうか。健康の保全、身の安全転ばぬ先の杖を用意しているだろうか。ふと!考えた。歯髄炎以外の件では、二十代前半のT君のことを笑うことはできない。「超やばいです。」

 

四月二十七日 不安が不安をあおる。
 「不安が不安をあおる。」と村上龍さん分析している。今日のスタジオパーク(NHKの番組)ないで、著書「半島を出よ」についての対談の中でに。私もなんとなく経験がある。私の場合「あせり」だ。私の中に時々湧き上がるワケのわからぬ焦燥感だ。何が不安なのか解らない事が不安になる。完璧な準備などありえないが、私の場合は、まだ準備ができていない将来に対する焦りだ。なんとなく焦燥感に包まれる。でも、何の準備をしたら良いのか解らない。悪循環が、深い不安に落ちていく。
 村上龍著「半島を出よ」上下巻(3600円+税)を買った。私は、あまり本を読まない。私の本棚に小説はない。小説を読むのは三十年ぶりかな。

四月二十六日 今日も義歯破損が一症例。
 Kuさんの下顎の義歯が突然割れてしまいました。Kuさんは寝ている間にも義歯を入れています。就寝中にくいしばっていたのかもしれません。朝目覚めた時には割れていたそうです。Kuさんの下顎犬歯が自分の歯が残っていますから部分義歯はこの部分がくびれています。くいしばるとここに力が集中するのです。義歯を製作してから二年以上経過すると義歯の樹脂材質ももろくなり衝撃に弱くなっています。Kuさんの義歯も製作後三年経過しています。今日は、破損した義歯を即時重合レジンで修理しての治療を終わりにしました。使い慣れた義歯がなくなってしまうのは辛いものです。壊れたら部品をなくさないようにしてかかりつけの歯科医に相談してくださいね。

四月二十五日 義歯破損。
 Kさんの義歯が割れてしまいました。部分義歯は複雑な形をしていますから使い方によって力が集中する部分があります。義歯を製作してから二年以上経過すると義歯の樹脂材質ももろくなり衝撃に弱くなっています。Kさんの義歯も製作後数年経過しています。具合の良い義歯だったのですが、いくつかの要因が重なって義歯が割れてしまいました。新しく義歯を製作する予定ですが、破損した義歯を修理して機能を回復して今日の処置を終わりにしました。

四月二十四日 溶けた鉄。
 今日はつくば市の「物質・材料研究機構」の一般公開があり見学にいきました。研究施設の一部が公開されていたり現場の研究者のかたと触れ合うイベントがあったりと楽しめるものでした。 だれでも鉄を溶かして加工することは知っていますね。鉄を溶かして鋳型に流し込むライブショーがありました。 鉄が溶けています。摂氏1460度です。私もライブで見るのは初めてです。
 つくば市の研究施設では一般公開しているところもたくさんありますね。別の研究所にも行ってみたくなりました。

四月二十三日 ダイエットの極意。
 今日は朝から空気が澄んで美しい空です。ノースリーブでジョギングすると日焼けをしてしまいます。左の写真は、岩井の音楽ホール「ベルホーレ」のうらの雑木林です。ジョギングの時に撮りました。
 朝の体重が、61.8kgを記録しました。体重が61Kg台になったのは三十年ぶりのことです。ジョギングの成果が出てきているわけですが、そればかりではありません。積極的に体重コントロールしています。体重コントロールというよりも本当の意味でのダイエット(栄養管理)、健康管理でしょうか。健康管理は難しいことではありません。次の二つを実施します。
①体重を一日二回(朝と夕)裸で100g単位で毎日計測する。体重の変動を把握する。
②新聞雑誌で健康関連記事を読む。
無理して運動したり走りこんでるわけでもありませんし、無理して食べたいものを我慢してるわけではありません。でも、よりうまいものを少しだけ食うようになりましたかね。食い物の成分も気になるようになりました。この二項目をずっとずっと実施するだけで加速度的に健康になりますよ。お試しアレ!
 

四月二十二日 パンドジェンヌ。
 体が着いて行かないからか、朝から二日酔いのようにアタマが痛い。きのう、一気に二十キロ走ったからとは思いたくない。でも、やっぱり二十キロ走ったせいだろうか。 向かい酒、ならぬ「向かい走り」だ。軽く二キロ走ってきたら頭がイタイのがとれた。脳内快楽物質がでたからかもしれない。午前中は、多くの急患で大変だったが、しばらく休んでいたスタッフが今日から復帰したので救われた。有能なスタッフは大きな力だ助かった。でも、昼ごろにはまた頭痛がしてきた。今日は早く寝よう。
 昨日、家内と二人で近くの蕎麦屋さんに昼飯を食べにいった。天ざるを待つ間に見ていたとある雑誌に、うんまそうなアーモンドのケーキのレシピが載っていたので、家内はデジカメでそのページをメモした(写真右)。彼女は、帰宅後すぐにその菓子を焼いていた。今日のおやつは、そのアーモンドケーキ「パンドジェンヌ」(写真左)である。

四月二十一日 二十キロ走る。
 今朝は、二十キロ走った。一気に二十キロ走るのは三十三年ぶりだ。昨年九月にジョギングを始めた時には、こんなに走れるようになるとは思わなかった。長距離走は人生を走るのに似ていると思う。本当の自分自身と対峙できる楽しさがある。だから、みんな走ることを楽しめるのだろうか。フルマラソンを走る練習のコツは早く走るのではなく長く走ることだ。まず自分の能力を知ること、次にマラソンの全工程を知って力を配分することか。やはり人生を走るのに似ている。私の当面の目標はホノルルマラソン完走だが、まだまだフルマラソンには程遠い能力だ。でも、将門ハーフマラソンなら完走できるぞ、今朝、確信した。
 走っていると見慣れた風景が違うものに見える。写真は、下総利根大橋の橋の上から利根川川上側を撮影した。

四月二十日 義歯を成功させる。
 Hさん(三月六日参照)の新しい義歯ができました。初診の日から五十日が経過しています。機能的な義歯を作るのには日にちが必要なのです。
 Hさんは、不具合のある旧義歯を何年も使用していたために悪いかみ合わせの癖がついてしまいました。義歯が磨り減って上下顎の距離が、異様に近すぎていました。粘膜も荒れた状態でした。これらはすべて義歯の安定を妨げる要因です。当たり前ですが、義歯製作の前に不安定要因を取り除くことが成功の秘訣です。この不安定要因を取り除くことに日数が、時間がかかるのです。 Hさんはこのことを十分に理解し協力をしてくださいました。この後数回、義歯調整に来院していただかなければいけませんが、Hさんの義歯は成功だと思います。
 義歯型を採って数日で出来上がると簡単に考えている患者さんの義歯製作は多くの場合、不成功に終わります。

四月十九日 歯根破折。
 I さんの右下第二大臼歯の歯根が折れています。二本の歯根の内の奥の一本が前後に割れて欠片はなくなっていました。I さんは数ヶ月前にそこから何か出てきたとおっしゃってます。そのときに破折片(右写真:赤線部分)が出てきたのでしょう。この歯は、数年前に治療をして金属冠を施してありました。治療をしたらもう安心と思ったら大間違い。種種のトラブルが待ち構えています。この歯は緑線部で切断して破折根を抜きました。右側の歯根は保存して治療します。
 永久歯は六歳から出てきます。むし歯にしないことが肝心ですが、もしむし歯になったら早期治療が必要です。さしたる自覚症状がない初期のむし歯は自分で発見するのが難しいのです。かかりつけの歯科医院で定期検診を受けましょう。

四月十八日 口臭テロ。
 本日の毎日新聞の9ページ(働く女性役立つ経済)のなかの「女は見てるぞ!」というコラムにある一文が目に付いた。一節を引用する。

 隣のシマのO課長は気さくだし、仕事の関係上2日に一度は話をする必要があるのだが....。頼むから歯周病を治療してくれ!(中略)経験からいうと、酒+にんにく+タバコには百年の恋もさめる。こちらが引くから、F夫はますます近づく。息を細めて言葉すくなに受け答えすると、さらにしゃべりつのるやつ。これをテロといわずしてなんと言おう。えい悪魔よ去れ、と唱えまくるのである。 こちらの間合いの取り方で当人たちが気づいてくれると思いきやそれは期待過剰。

 女性ライター(まー)さんが「口臭テロ」のタイトルで書いている。職場での突然の口臭攻撃は、テロ攻撃そのものか。(まー)さんが指摘のとおり、ご当人は自分が口臭を乱射してることに気づいていない。この口臭テロ攻撃で人命が失われることはないが、職場の人間関係で失われるものははなはだ大きい。
 自分自身の口臭は感じないので自己チェックは難しい。しかし、体調が悪いと口臭が強くなるので体調が悪い時は口臭があるかも知れないという配慮がひつようだろう。喫煙者や歯周病が重症の人は、常に口臭がある事を前提に人と間合いを取るべきだ。この間合いは、あなたの良好な人間関係には深い溝になるだろう。禁煙と歯周病のチェックは、あなたに思わぬ利益をもたらすかもしれない。。

四月十七日 日曜。
 朝から穏やかな良い天気です。三日ぶりに五キロ走った。今年になって初めて家の周りの草刈をした。花の季節は、草取りの季節でもある。草花に親しむには、雑草とも付き合わなければならない。
 植物といえば、いま岩井の茨城県自然博物館で「薬草展 野山は自然のくすりばこ 」が開催されている。午後から家族と出かけてみた。人が、身近な植物を薬としてきた長い歴史を再認識した。長い歴史の中で人がくすりを薬として作るようになったのはついこの間ではないか。それまでは薬とは薬草であったのだ。また食に関するいわれや風習は、長い食事習慣の歴史から発生した予防医学的ことがらであったにちがいない。医食同源である。 日常生活であまりに医を頼りすぎていないか。もっと食をみなおして健やかな日常をマネージメント(管理)すべきだろう。
 家内は、除草剤を使うのをすごく嫌う。草取りはとても大変なのだが、植物に対する敬意の表れかもしれない。(左写真:薬用植物のアルコール漬け=果実酒)

四月十六日 土曜。
 日の丸は、国旗であってけして天皇の御旗ではないはずだ。かつては、どういう意味だったかはべつとして君が代の「君」は、主権者である国民のことであるはずでけっして天皇の意味ではないはずだ。憲法で主権は国民にある。「君」は民であり、あなたであり、私である。私たちの世は千代に八千代に栄えるのである。そして、隣人とは、うまく付き合っていかなければならない。千年も、万年も、このさきずっと。素直でまじめな普通の人々は、いつも扇動さてしまう。素性のしれないインターネットのホームページで、チェーンメールで人々は扇動されてしまう。このたびの暴動は、中国の民の利益になるのだろうか。まして、日本の民の利益になろうはずがない。一番得をするのは誰?。一番得をするものが仕組んだなどと国際関係はそんな単純な図式ではないのだろうか。どの国の民もみんな国を愛してる。

四月十五日 金曜。
 私の上顎洞炎が悪化。ジョギング休止中。体調が悪い時は、口臭が強くなる。自分ではわからないが、今は多分口臭が強いだろう。こんな時は、イチゴのチーズケーキが心地よい。かあちゃんが久しぶりに作った。(左写真)
 どんな生物も生きていれば臭いを発する。ペットの犬や猫も臭いがある。もちろん人も同じだ。健康な人でも口臭がある。生理的口臭である。それは、他人を不快にするほどのものではない。おそらくかわいいペットの臭いほどのものだろう。
 しかし、体調不良の時は、口臭の原因物質の量が増大して他人に不快な物になる。臭いの原因物質は、揮発性硫化物だ。口の中の細菌によって産生される。体調不良のときは、舌の背に多くの細菌が増えるので舌(ベロ)も磨かないと口臭がとれない。揮発性硫化物の産生量は、口の中がアルカリ性になると増大する。
 歯周病菌は、多量の揮発性硫化物を産生するので強い口臭がする。最近、この揮発性硫化物が発がん性があることが明らかになっている。歯周病も口臭も自分では気づかない。誰も指摘してくれない。かかりつけ歯科医で定期検診をする必要があるだろう。口の中を酸性にするイチゴのチーズケーキは、一時口臭を少なくするかもしれない。(でもむし歯に注意。)

四月十四日 学校歯科委員会。
 朝の雲が流れて良い天気になった。私の車の白色が、まぶしい。久しぶりに洗車をしたからだ。古い車も綺麗にしておけば、そこそこ美しい。数々の思い出を演出してくれたヤツには今しばらく側に居てもらおう。今日は、茨城県歯科医師会の学校歯科委員会があるので水戸に出張だ。二年間また委員を務めることになった。水戸出張のときの楽しみの一つ、ケーキ屋さんでチョコレートのケーキを買ってくること。

四月十三日 スタッフ会議。
ひとはフィルターを持っている。それは、けしって悪いことではないだろう。それが、個性だ。
 スタッフ一人ひとり、それぞれにフィルターを持っている。仕事で一緒に仕事をするときにもそれはけして邪魔にならない。一つの事象を違う目で、異なるフィルターを通してみる事は悪いことではない。それをどう汲み取るか、リーダーの力量が試されるところだ。
 私は、かつて学校を卒業し歯科医師免許試験に合格した時、もう試験はないと思って超よろこんだ。今思うととんだ間違い、おろかな思い込み、ぬか喜びであった。学校でたら、毎日が試験の連続だったんだ。今日はスタッフ会議の日だ。いつも力量を試されている。

 写真は、クロススクリーンフィルターです。

四月十二日 上顎洞炎。
 「うう!歯が痛い。」
 私は、現在右側の上顎洞炎で苦しんでいる。右上第一大臼歯が、すごく痛い。(ように感じるのです。上顎洞炎のせいで。) あまりの痛さに、ひょっとして歯髄炎と思ってしまいます。鑑別診断のためにレントゲンを撮ってしまいました。やはり、上顎洞炎でしょうね。副鼻腔の炎症は、中学生の時からの私の持病です。三十五年以上の長いつきあいです。

四月十一日 さばく。
 ここは砂漠ではない。私の実家近くの水田だ。長須地区から長谷地区に連なる水田で地平線のように見えるのは利根川の堤防だ。五十年以上前にかつての鵠戸沼を干拓して水田にしたものだ。私が、少年のころは、「稲刈り」が終わり「代掻き」が始まる前までのあいだ、このひろい空間は子どもたちの遊び場だった。そして田植えが終われば、そこは一面のみどり。梅雨に入る頃には、稲が育ち畦道も見えなくなり何百ヘクタールの水田が一枚の緑色のじゅうたんになった。忘れられない風景だ。
 いまはどうだろう。転作や休耕田が目立つ。電柱や送電線の鉄塔が立ち並ぶ。自動車道路が横切る。
 そして、日本の食糧自給率は45%だ。

四月十日 目標。
 「目標を持たない人の業績は、常に目標以下である。」
 マーフィーの法則ではなく、私の法則です。夢に向かって行動を起こしたときそれはもう夢ではなく目標化である。四十年前、私が子どもの頃海外旅行など夢のような話であった。ハワイに行こうと決めたとき夢ではなく目標になった。いつかは、赤いオープンカーに乗りたいという夢を持っていた。一昨年、赤いオープンカーの購入資金のための積み立てを始めた。それはもう夢ではなく目標である。
 私の当面の目標はホノルルマラソン完走である。今日は、ちょっと長く走った十五キロ以上走ったと思う。早く走るより長く走ることが、マラソンの練習に重要なことらしい。今年の将門マラソンにはハーフの部でエントリーできるかもしれない。写真は将門マラソンのコース途中週ににある桜。イトーキ東光社屋入り口に二本ある桜木は、花の数がすごく多くてとても綺麗です。

四月九日 土曜日。
 今日は土曜日、今週は毎朝走った。合計四十五キロぐらいなるかな、さすがに毎日五キロ以走るのは辛かった。フルマラソンでは今週走った距離を一気に走るのかと思うと気が遠くなる。
 元プロスキーヤーの三浦雄一郎さんは、二千三年五月二十二日、エベレスト登頂に成功しました。七十歳の登頂は世界最高齢記録です。三浦さんは、冒険の一線から離れて十年ぐらいたった六十五歳の時、札幌の自宅近くの531mの藻岩山に登る機会があったそうです。三浦さんより年配のご夫婦が足取り軽く三浦さんを追い越して登って行きます。三浦さんは途中とても疲れてとうとう腰を下ろし休んでしまったそうです。体は動かず、結局、引き返してしまいました。一線をリタイアしたとはいえ世界の三浦雄一郎が素人さんに山で追い越される。悔しさと共に鍛錬の重さを知って六十五歳を過ぎてからエベレスト登頂を決意したそうです。目標達成まで五年を費やしていますね。
 私のフルマラソン完走の目標はあと二年もすれば達成できるでしょう。ジョギングコースの道端にある桜は八部咲きかな。ちょっとピンクがかった色合いです。

四月八日 かないそうも無い夢。
 夢には、二種類がある。かないそうな夢と、かないそうも無い夢だ。あなたの夢はどんなっふう。
 かないそうな夢は、さっさと行動を起こして「夢ではなく目標」にしてしまおう。夢に向かって行動を起こしたらそれはもう夢ではなく「目標」だ。とある美容室のオーナーは、朝礼の時にスタッフに大声で「自分の目標」を唱えさせるそうだ。夢と目標を区分する効果があるのではないかと思う。夢は夢だが、目標は努力して引き寄せることができる。
 とてもとてもかないそうも無い夢は、どうだろう。夢のままにしておこうよ。もし行動を起こしてしまうと、それが、とってもストレスになってしまうからだ。ストレスが溜まったら今日の目前の目標を確実に丹念にクリアしていきましょうよ。
 さてさて、私の百十六歳まで生きたいという夢は、どうだろうか。夢のままでいいの。それとも目標にしてしまう。

四月七日 木曜日は休診。
 今日は十キロ走りましたよ。写真は小山の交差点、ここが私のジョギング十キロコースの折り返し点です。
 今日は休診日ですが、うちの診療室で午後から、関根剛先生の歯科矯正相談会がありました。その後に、久しぶりに関根先生とうちの家族で一緒に夕食を楽しみました。関根先生は、庄和町で矯正専門歯科医院を開業しています。庄和町の大凧マラソンに誘ったのですが、nogoodということでした。

四月六日 雑草と華。
 当たり前だが、人はそれぞれの価値観を持っていて物の見方が違う。草を見て、それを雑草と観るか、華と観るか興味深い。
 ちょっとした見せ方にも工夫がいるかもしれない。同じ花を見て雑草ととられては辛い。より価値あるものに見せる工夫が必要だろう。
 自分の言動には注意が必要だ。他者は、言動からその人の価値を見出すに違いない。自分に関わる他者は、自分に興味を示す者は、私の言葉や行動の端端を観察しているに違いない。当たり前だが、違う価値観で見られては思わぬ誤解が生じることもあるだろう。自分自身の価値をマネージメントすることが必要だろうとおもう。
 えい!雑草は雑草だ。刈り取ってしまえ。もう草刈シーズンが始まっちゃったよ。

四月五日 さくら。
 良い天気だ。あさのジョギングコースに桜の木がある。六部咲きだろうか。ピンクの蕾と白い花があいまってちょっと遠くからの眺めは悪くない。うちの窓から見える八坂公園の桜はまだ四部咲きかな。

四月四日 マーフィーの法則。
 ひところ、「マーフィーの法則」がはやった。うちの待合室にもその本「マーフィーの法則」が置いてある。今朝の毎日新聞で久しぶりにマーフィーの法則を目にした。
 「探し物は、常に最後に探したところで見付かる。」
 もしまだ本当にやりたい事が見付かってないとしたら其処ではなく違うところを探す必要があるということだ。本当の自分自身がわからないとしたらまだめぐり合ってない自分の部分があるということだ。
 探し物は、常に最後に探したところで見付かる。当たり前だが、意味深い。「マーフィーの法則」は、いつも当たり前のことを言っている。うちの家内は私が探していた理想の配偶者である。(ちょっと、ゴマをすっておこう。)

四月三日 家庭用電化品。
 ひょんなことから写真のオーブントースターを入手した。うちには、家内が中学生の時から二十五年愛用しているオーブントースターがあるので当面は不用品だ。
 この新品のオーブントースターには、二十五年も使えるほどの耐久性はなさそうだ。鋼材の品質や厚さ、金網の部材が家内が中学生の時に買ったものとぜんぜん違うのですぐに錆や腐食がでるだろう。数年で朽ちてしまうかもしれない。そうしたら買い替え需要が生まれるから経済を活性化するのだろうか。
 オーブントースターのような単純な家電品ほど、高品質の物を選んで超長年愛用するのが、地球温暖化防止に貢献するのではないだろうかと思った。

四月二日 ちょっと寒いが、うきうき四月。
 朝は寒い、でも四月だ。あったかい。すぐ気温が上がる。うきうきする。今朝も走った。三キロぐらい走ると汗ばんでくる。トレーナーを脱いで走った。四キロ地点の角ミラーでセルフポートレートを撮った。
 土曜日は、いつもスタッフの数が一足りない。今日の仕事はちょっとのんびりぎみだったかな。たまには、良いですね。土曜日は、なんかうきうき。春の土曜の夜は、なんかまどろんで平和なDVDでも観ようかな。

四月一日 エイプリルフール。
 あっというまに四月ですね。そして今日は、エープリルフールです。でも、「嘘は午前中にだけ。」というルールを知ってますか。さらに、午後には本当の事を伝えなければいけないというルールがあるんです。
 お昼に、ご飯をたべながらスタッフのみんなにこの事を話したら信じてもらえない。「エープリルフールだっぺ。」とかなんとか言われちゃって。どうやら私の言動は、スタッフの信頼を得ていないらしい。スタッフの一人が、「わつぃもきいた事がある。」といったら、ホンとだったんだ。とみんな納得。どういうこと。
 写真は、誰かに盗撮された後姿の私。ね。

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