二〇〇五年 一月  デンタ日記
一月三十一日 義歯に名前を。
  十年前ぐらいのことです。私のある患者さんが、旅行に行った韓国でのこと「ホテルに義歯を忘れて」きました。電話で問い合わせましたが技義歯は見つかりませんでした。年配の方グループ旅行では、ホテルから出発する時に「義歯を忘れていませんか。」とアナウンスがあるそうです。
 義歯に名前が入っていれば、万が一置き忘れてもまた見つかることがたやすくなるのではないかと考えています。
 今日はTさんの新しい義歯が入りました。義歯に名前が入っています。

一月三十日 風が強くて。
  今日は日曜日です。今朝はこの冬一番の冷え込みだとか..。天気は良いのですが風がとっても強くて寒く感じますね。 部屋で、ちょっとじっとしてると冷え込んでしまいます。天気は良いのですが、ね。 出かけずにおとなしく部屋で確定申告の資料の整理でもしますかね。 
 資料を整理して、記帳して、決算書作って、申告書を書く。毎年、毎年、「泥縄の申告書つくり。」を、繰り返す私です。 今年こそは、三月に入ったら確定申告書が出来上がっているようにしたいです。
 かあちゃんは、八朔だか、伊予柑だかのママレードを鍋いっぱい煮ています。煮上がったら瓶に詰めるのでしょう。 
 よく、焼酎のお湯割りに梅干を入れます。 が、 私は、オレンジママレードを入れてみました。悪くないですよ!。

一月二十九日 メタルボンド。
  Kさんの右上第二小臼歯にメタルボンド(陶材焼付け前装金属冠の俗称)が入りました。右側写真は、Kさんの歯に装着された状態です。(黄色▲印 第1臼歯にも既にメタルボンドが装着してあります。) 自然な感じに仕上がりました。
 左側写真は、作業模型上のメタルボドです。歯科技工士さんが、歯ぐきとの関係を考慮しながら歯冠の形を決めるので歯ぐきの形も模型上に再現してあります。(左写真ピンク色の部分) 
 小臼歯は、話すとき笑う時にかなり見える歯です。右写真のように自然な感じを出すためにはメタルボンドが最適だと思います。しかし、どんなによい材料技術を用いて製作しても自然歯にはかないません。太陽光下、蛍光灯下、白熱灯下ではみな違った色に見えます。光の種類、光の当たり方で隣の自然歯と違った感じになります。みなさん美しい自然な歯を大事にしてくださいね。

一月二十八日 歯髄壊死から歯周組織が破壊される。
 Kさんが先週定期検診のために来院しました。Kさんは気づいていなかったのですが、右下小臼歯部の歯肉が腫れていました。歯髄が壊死していたのです。 
 早速治療を開始しました。左の画像は壊死した歯髄を取り除いた後に薬剤を注入充填した後のレントゲン写真です。歯根の周囲が灰色になって写っています。歯根周囲の骨が解けて塑造になってしまったからです。かなり広範囲に病巣がひろがってしまったので、この歯がはたして保存できるのかどうか、しばらく経過を観ます。

 最近は、定期検診に応じてくださる患者さんが増えてきました。嬉しいことです。むし歯の早期発見はもちろんですが、むし歯にしないための知識や技術の習得に定期検診を利用してくだされば幸いです。

一月二十七日 休診日。
 木曜日で休診です。今日は、業者さん(ヤマニ商会)に床のワックス掛けを依頼しています。さすがに業者さん短時間でリーズナブルな料金で床がピカピカになります。
 かあちゃんは、金柑のジャムをつくったり雛あられをつくったりしています。


一月二十六日 慢性化した病巣。
 Tさんが、定期検診のために来院しました。前回の定期検診では気づきませんでしたが、右下奥の歯ぐきに腫瘤(直径2mm)ができています。Tさんも気づいていなかったのです。レントゲンを撮ると右下の第一大臼歯の歯根の一つに慢性的な病巣が映っています。この歯は十数年前に治療したそうです。その後、今まで症状が無く、今も自覚症状は無いのですが、このままではいつ急性症状がでてもおかしくありません。再治療が必要です。次回に金属冠を外します。
 自覚症状がなくても定期検診は必要ですね。
 

一月二十五日 乳歯のむし歯。
 乳歯の奥歯を良く見ていますか。むし歯予防に関心のたかい親御さんもなかなか小さな乳歯のむし歯を発見するのは難しいようです。
 お子さんの口を開いて中をのぞくと下顎の歯は良く見えます。しかし、上顎は、どうでしょうか。なかなか見えません。お子さんを膝枕で寝かせて大きく口をあけてのぞきこんでください。携帯のライトで照らすとさらに良く見えるかも知れませんね。さあ!さっそくお子さんやお孫さんの口の中をのぞいて見ましょう。
 Sちゃんのおかあさんも仕上げ磨きをして虫歯予防に気をつけていたのです。が、Sちゃんの上顎の乳歯にむし歯ができてしまいました。(黄色○)おかあさんは気づいていなかったようです。

一月二十四日 Kさんの義歯。
 Kさんの義歯が入りました。
 上段左側写真で、Kさんの右下小臼歯部に金冠が見えます。これは、旧義歯に組み込んであったものを新しい義歯に移植したものです。(下段右側写真)義歯の金冠は、機能的にはあまり大きな意味がありません。 しかし、Kさんの年代の人にとっては金冠はステータスシンボルなのです。大事にすべきですね。
 義歯の仕上がりを楽しみにしていたKさんにテストフードを試しに食べてもらいました。(上段右側)おいしいものはご用意できないのですが..。
 新しい義歯の噛み心地は、なかなか良好な様子です。義歯に名前が入っています。臼歯部の人工歯は金属ブレードが付いています。(下段左側写真

一月二十三日 バレンタインといえばチョコレート。 か。
 みなさん、そろそろバレンタインデーが気になるでしょうか。 ま!我が家では、関係ないイベントですが、...。 バレンタインデーといえばチョコレートですかね。
 我が家では、なぜか? きょうはチョコレートの試食会です。上段左側の写真は、フランス、ヴァローナ社製の製菓用チョコレートの一キログラムの塊です。こんなのが二枚あります。他社のチョコレートも数種類出てきました。家族そろって試食です。めいめいに感想をのべます。「酸味が強い。」「苦いけど、まろやか。」「粉っぽい。」「滑らか。」「油っぽい。」など等、チョコーレートの風味もメーカーはもちろんですが、カカオマメの産地や品種でヅイブン違うものですね。
 しばし、家族四人でチョコレートの試食会を楽しみました。

 そして、かあちゃんが、ガトーショコラを焼いたのです。(下段の写真)
 その素材のチョコレートの違いが、ガトーショコラの出来上がりの違いに大きく影響します。当たり前ですかね。そこで、きょうのチョコレートの試食会となったわけですわ。製菓用(菓子の素材用)のチョコレートはココアバターの含有量が少なく糖分も少ないのでカカオ本来の味を楽しめますね。 チョコレートは、うんまい。

一月二十二日 蝋義歯の試適。
 総義歯の難症例、Kさん(十八日参照)の蝋義歯を試適しました。上下とも良い感じになってます。下顎の総義歯は、「口の中いっぱいに広がってる。」といった感じです。実際に口いっぱいに広がっています。そして総義歯が前後左右に動く「遊び」を極力少なくして下顎の総義歯の安定を得ようとしています。
 小さい総義歯は、見た目は当たりが少なく痛くないように思いますが、口の中で動き回り安定しないので擦り傷をつくり痛いところがたくさん出ます。できるだけ大きい口の中いっぱいに広がる総義歯が良く噛める総義歯になります。
 なにはともあれ、総義歯は、噛めなければ話になりません。噛めなくなった総義歯は改良修理が必要です。とにかく歯医者に診てもらいましょう。

一月二十一日 岩井保育園の歯科検診。
 きょうは午前中に岩井保育園の歯科検診をしました。今年度二回目の検診です。
 むし歯が一本もなく良い状態のお子さんがたくさんいました。そのお子さんのお家では、家族全員で子どもの健康に気を使い協力している様子が分かります。永久歯もむし歯にしないように引き続きこれからもr頑張ってくださいね。
 残念ながらむし歯のあるお子さんも居ました。三歳以下では、むし歯治療が難しい場合もありますが、まずは歯科医に相談してみましょう。かかりつけの歯医者を決めて長期的な展望をもってむし歯治療に取り組みましょうね。残念ながら乳歯をむし歯にしてしまったお子さんのご家庭でもまだ間に合います。永久歯はむし歯にしないようにこれから頑張りましょうよ。
 なにはともあれ歯医者に相談しましょう。

一月二十日 腹部超音波エコー画像と「2001年宇宙の旅」。
  先週の木曜(十三日参照)よりは落ち着いているのですが、朝から血圧が上がっています。なぜかというと、今日は、朝七時半から腹部超音波エコーの検査を受けるからです。病院に到着してあらためて検査予約表の「注意」をみてびっくり!朝食を食べちゃいけなかったんだ。でも、胃カメラじゃないからかろうじてOKで検査を受けることができました。
 腹を20分なぜなぜして検査は終わりです。肝臓をはじめ胆嚢胆道、腎臓脾臓膵臓膀胱などに異常はありませんでした。血液検査でもウイルス性肝炎も無かったし他の検査項目も異常値はありませんでした。肝機能の一つの検査値は相変わらず正常範囲を外れていますが、先生は、「ま!心配ないでしょう。」とのことでした。 私は、胆嚢結石を疑ってたんですがひとあんしん、一安心。すばらしく進歩した医療検査機器に感謝。さあ!頑張るぞお! さてと、しこたま肉食っちゃおうかな。
 「2001年宇宙の旅」は、私が中学三年生の時1968年製作の映画です。(左写真)学校からの帰り道でこのポスターが電柱に張ってあるのを見てとても衝撃を受けました。すごく観たいと思いましたが、かないませんでした。その後もチャンスに恵まれず全編を見たのは2001年にDVDで見ました。実に三十二年後です。アーサー・C・クラークが想定した2001年と違ってることも多いのですが、古さを感じさせない色あせない名作です。医療の検査技術や治療技術は、30年前のアーサー・C・クラークの想定よりはるかに進展しているのではないでしょうか。すばらしく進歩した医療検査機器に感謝。

一月十九日 義歯の試適は、デジカメ写真で..。
 Kさんの蝋義歯試適をしました。 赤い色の蝋で義歯のベースになる部分を形作り、そこに人工の歯を配置したものを蝋義歯(ろうぎし)といいます。(下写真) コレを患者さんに装着してもらい歯並びや顔形を確認します。具合が良いのを確認してから義歯を仕上げる工程に移ります。
 上段左側が新しい義歯の蝋義歯を装着してもらった状態です。左側が旧義歯を入れている状態です。ほとんど変わりませんね。使い慣れた旧義歯が患者さんのお気に入りであれば、(大きな問題が無い場合は)旧義歯の形をそのまま保つような形に新しい義歯を似せて作ります。義歯が大きく変化すると顔形にまで影響を及ぼすからです。
 デジカメで顔貌を撮影して患者さんに確認してもらいました。患者さんの了解を得たのでこの形で仕上げ工程に進みます。次回に新しい義歯が入ります。楽しみですね。
 

一月十八日 避けて通りたい。
 むずかしい症例(ケース)を、難症例(なんしょうれい)といいます。 そのまんま!ですわ。
 左の写真は、K さんの総義歯製作中の写真です。私にとっては、難症例ですわ。
 どこが、難しいのか。?
 上段の写真は、機能印象(義歯が機能しているときの口の型を採る)の写真です。左が上顎、右が下顎です。コレをみるかぎりそう難しく思えないのですが、...。中段の写真を見てください。左側の写真は、型から石膏模型を作ったところです。上下の顎の大きさが極端に違います。上顎は平均より小さく、下顎は平均より大きいのです。Kさんは反対咬合だったのでしょう。おまけに中段右側の写真を見てください。今まで使っていた総義歯は、異様に上下の咬みあわせの高さがが低い物でした。修正するために咬合面(十七日の項参照)に樹脂を盛り上げて高さを調整したので、上下の前歯が大きく離れています。咬合器(顎の動きをシュミレーションする装置)につけた状態でそのずれがはっきり分かりますね。(下段左写真) Kさんは長い間、この前歯の隙間の分だけ低い総義歯を使っていたのです。旨く咬むことができなかったでしょう。

 難しい総義歯症例も、易しい総義歯症例も健康保険の上では同じ額の診療費です。難しい総義歯症例を完了するには、コストも時間も掛かります。
 だから、本当は難症例を避けて通りたい。でも、...避けて通れないから、 せめて、難症例を楽しみたい のさ!。
 

一月十七日 咬合面(こうごうめん)。
 歯の咬み合う面を咬合面(こうごうめん)といいます。そのまんま!ですわ。
 左の上写真は、S さんの総義歯ですが、咬合面がでこぼこしちゃってます。歯の形もなんか変ですね。長年使っていて磨耗したことと何度も継ぎ接ぎ修理されて居るからですね。
 Sさんは、長い間この総義歯で何とか食事をしなければなりませんでした。そのため下顎の位置をずらして咬んだりして咬む筋肉が異常に緊張したりするため、Sさんはへんな咬合習癖(かみ合わせの癖)がついてしまいました。
 Sさんの新しい総義歯を作る予定ですが、...その前に、この異常咬合習癖を治さなければなりません。そこで、総義歯の咬合面を平らにしちゃいました。(下写真) 咬合面の干渉が無くなり下顎が最も楽な位置に戻り咬めるようになります。その位置で下顎が安定してから新しい総義歯を作ることになります。今日は、その初めの一歩を踏み出したところです。Sさんが新しい総義歯で食事ができるようになるにはこの後一ヶ月以上先になりますね。

 患者さんに適合した具合の良い総義歯を作るには時間がかかるのです。
 ちょっとの不具合でも我慢せず歯医者に診てもらいましょう。
 具合の良い総義歯ができたらこまめに清掃して清潔に保ちできるだけ長持ちさせましょうね。
 

一月十六日 ご飯が、おいしい。
 朝から。冷たい雨の日曜日でした。雪にならなくて良かった。今日は午後から古河市で茨城県歯科医師会西南支部の新年会がありました。古河まで車で出かけましたからお酒は飲めません。そうでなくても、私は酒があまり飲めません。でも宴会の雰囲気は、嫌いではありませんよ。
 宴会で酒は飲めませんが、料理は残さず全部食べます。好き嫌いはありません。食べず嫌いもありません。どんな食べ物も食べるチャンスがあれば一度は試みるでしょう。好きか嫌いかはその後の問題ですからね。あ!例外がありました。アフリカのある部族は、動物乳におくさんの唾を入れてチーズのようなものを作るそうです。アボリジニのある部族は土の中から昆虫の幼虫を掘り出してそのまま生で食べるそうです。(コレは料理じゃないですよね。)この二つはちょっと試せないかもしれません。
 今日の宴会料理も全部残さず食べました。家に帰ってもまだおなかいっぱいです。でもなにか物足りないのでご飯をつまみ食いしましたよ。うちでは鉄鍋でご飯を炊きます。(左写真)やっぱり、ご飯がおいしい。
 明日も雪が降らなければいいな。

一月十五日 エアータービンの無くなる日
 この直径1センチほどの金属の部品(左写真)は、歯科用の切削器具エアータービンの羽根車です。診療室で高い回転音を出して歯を削っているアレです。高精度の部品ですが、やはり消耗品ですから数年使うと交換しなければなりません。みなさんよくご存知ですが、むし歯で穴になってしまった歯は、切削して金属か樹脂材料で補填しなければなりません。むし歯が多ければこのエアータービンの出番も多くなるわけです。
 人の歯は、生まれつきむし歯であるわけではありません。むし歯予防の知識と技術を身に付けて、定期的に歯科検診を受け、むし歯にならなかったら、誰も歯を削る必要が無いのです。エアータービンの出番も少なくなるでしょう。この部品を交換する必要が無くなれば良いなと思います。いやいや、みんなむし歯がなく、歯を削る必要がなく、エアータービンが無くなる日がくると良いなと思います。

一月十四日 カンカラコモデケア。
  昨日の毎日新聞投書欄に興味深い記事がありました.。「カンカラコモデケア」です。 カン=感動したことを書く。 カラ=カラフルな彩で鮮やかに。 コ=今日的で旬な話題を。 モ=物語性を持たせ。 デ=データや資料を示し。 ケ=決意をにじませて。 ア=明るい文章に仕上げる。 そうです、文章作法の極意だそうです。毎日新聞の故山崎宗次記者が私塾で教えていたものだそうですから、すでにご存知のかたも多いかもしれません。ネットで検索したら多くのホームページがとりあげています。
 この呪文、ごろがいいのですぐ覚えますね。私も作文をする時には心がけようと思いました。まず、日々何かに感動しなければなりませんね。そんな生き方を心がけようと思いました。
 先日、つくば市に向かう途中で、今までで最も青く美しい筑波山に出会いました。感動し思わず車を止めて撮影しました。(左写真)

一月十三日 あさから。
 朝から血圧が上がっています。なぜかというと、昨年受けた健診の結果が返って来ました。そして、肝機能検査の一部に異常値があります。そこで、今日は内科にいく予定だからです。診察の手順は、だいたい予想が付きます。問診して、おなか触診して多分採血する。採血なんかへっちゃらだけど、分かってるけど、でも血圧上がっちゃうんです。
 受付に健康保険証を出しただけで、もう血圧が上がってます。はずかしいのですが、どうすることもできません。名前を呼ばれて診察室に入れば、さらに血圧が上がります。先生の顔をみたら、さらにさらに血圧が上がります。さて、ここまでで普段より四段階血圧が上がりました。あんのじょう最高血圧は190近くなってましたよ。コレがとっても恥ずかしいのよ。診察の内容よりも、この血圧上がっちゃうのがとっても恥ずかしいのよ。検査結果は、なんでもないといいな。
 あさから、冷たい風の寒い一日でしたね。これからますます寒くなりますね。みんさん風邪など引かないようにしてくださいね。午後からちょっとPCショップと古本屋をチェックしに出かけました。つくば市からの帰りみち、薄い雲が、西に傾いた太陽の光を屈折させて虹色に強く輝いてました。 誘われて、黄昏の富士を撮りに利根川まで出かけました。(左写真)

一月十二日 Nさんの義歯。
 Nさんが義歯を作るのは、今度が二回目です。前回の義歯よりも、ぴったり合った義歯にしたいですね。義歯の内面(歯ぐきに当たる部分)に付いている白い材料はテッシュコンデショナーというものです。義歯の安定を図り歯ぐきの状態を整えます。この材料は義歯を使っている状態(義歯に噛む力が加わった状態)で固まるので機能的な義歯を作るための型を採ることにも応用できます。
 Nさんの自分の歯の本数は残り少ないのですが、しっかり歯磨きしてできるだけ長く自分の歯を保存して欲しいと思います。どんなに機能的に作った義歯でも、本来の自分の歯の30%ぐらいしか機能を回復できません。

一月十一日 検査結果。
 昨年の健康診断の検査結果が返って来ました。肝機能に異常値があります。酒は、あまり飲まないし、薬も飲んでないし、なぜだろう。ま!考えててもしかたがない、内科の先生に診ていただこう。
 私は、病院に診察を受けに行くと普段より血圧が上がっちゃうんですよ。それが、とても恥ずかしい。恥ずかしいと思うとますます血圧上がっちゃうんです。
 うちの診療室でも患者さんは、受付に来るだけで普段より20ぐらい血圧上がってるんだろうな。 良く分かるです、その気持ち...。

一月十日 祝成人。喫煙は青春の無駄遣い。
 成人の日です。岩井市では昨日式典が催されたようです。どうりで昨朝ランニングしてる時に晴れ着姿の人を見たんだ。それに今朝はランニグコース沿いの美容室にまだ明かりがついていなかったんだ。
 私は、二十歳のころはすでに喫煙していた。そのころの私は、喫煙することが、かっこいいと思ってた。ロングピースの葉の香りがとても好きだった。その後十二年もタバコをすっていたのである。葉の香りは好きだったが、タバコを吸うことは本来好きでなかったのかもしれない。カッコツケテ喫煙していたのだろう。(でなければ止められないはずだ。) 馬鹿なことをしたものさ、今は「喫煙は青春の無駄遣い」だと思ってる。 タバコの葉の香りは、今でも嫌いじゃない。でも今は、他人が吸ったタバコの煙(複流煙)の匂いに耐えられない。 あの頃、十二年でタバコにかけた金額の合計は七十七万七千六百円だ。もったいなかったな、当時でもヨーロッパ一週できる金額だ。健康被害もさることながら失った金がもったいない。馬鹿なことをしたもんだ。若い時には馬鹿をするものなのだろうか。新成人のみなさんには、青春の無駄遣いをしてほしくない。
 午後にかあちゃんが、タルトを焼いた。りんご、ベリー、アプリコットなど数種のフルーツがのっている。うまそうだ、コーヒーを入れよう。三十二歳からタバコが無くても十分に人生を楽しめるようになった。

一月九日 日曜の朝ごはん。
 ウィークデイの朝、かあちゃんは六時前から起きて大忙しです。子どもたち二人分の弁当を六時四十五分までにつくり六時半までに二人に朝食を食わせなければならないからです。いつも、朝の台所は最前線の塹壕のようです。寝ぼけてうろうろしていると撃たれます。(笑い)
 でも、今日は日曜日、みんなのんびり。かあちゃんものんびりいつもとちがう朝ごはんをつくります。 今朝は、ダッチアップルパンケーキですね。焼きりんご入りパンケーキですかね。去年の正月にも作っていたねえ。今は、りんごのおいしい季節なのです。

 さてさて私は、ここ数日気合を入れてランニングしたので右膝関節がちょっとトラブルです。今日は、控えめにちょっとだけ走ることにします。無理は禁物、トラブルが解消したらまた頑張れば良いさ。


一月八日 土曜日。
  BMWのマークは大空で力強く回転するプロペラをイメージしています。ホイルキャップのBMWのマークがはがれちゃったよどうしよう。(左写真)

 毎週土曜日は、スタッフの一人が休みです。彼女は、土日の二日間に一週間分の家事などをこなすのでしょうか。主婦は、家事と仕事を両立させなければならないので大変ですね。うまくこなしてほしいです。
 昨日の新聞記事を参考に朝のランニングを調整しました。毎日、三から五キロを走り週末に十キロ以上を走ろうと思っています。今朝は五キロ走りました.。


一月七日 「フルマラソンに挑戦。」
 今日の毎日新聞長官13ページ生活いきいき家庭の欄に「フルマラソンに挑戦」と題した記事がけいさいされていました。増田明美さん(ロス五輪代表)が一年かけてフルマラソンに挑戦する方法をアドバイスしています。私も今年はマサカドマラソンの十キロメートルにエントリーしようと練習していますが、その方法は自分なりの解釈だったり科学的根拠がない方法だったり間違いだらけです。断片的な情報を自分の貧弱な知識で解釈して思い込んでじまうからでしょう。プロのアドバイスはありがたいですね。新聞の短い記事の中にも重要な事柄がいっぱい詰まっていてます。大変参考になりました。日々の練習の仕方を見直すきっかけになりました。
 みなさん「歯磨きもおなじ」ですよ。TV、雑誌、などいろいろなメデアで歯磨きの事が、あるいは関連商品の情報が発信されています。しかしみなさんがそれを正確に理解されていないことが多いようです。日々、診療してで患者さんと接して走思うことが多いです。みなさんも自分にあった正確な歯磨き方法をプロ(歯科医や歯科衛生士)からアドバイスを受けましょう。さあ歯科医院に定期健診にいきましょうよ。
 私は、今年二月で五十一歳になります。今年中にフルマラソンといきたいところですがチヨト無理でしょう。段階的にステップアッププします。今年はマサカドマラソン十キロメートル、来年はマサカドマラソンのハーフ、再来年はフルマラソンできればホノルルマラソンを最終目標にしています。やしの葉陰を走ることを夢見て練習です。
(TR:5-W)

一月六日 仕事始め。
 今日から仕儀とをはじめます。朝礼の時に「手の記念写真」を撮りました。毎年恒例にしていきたいです。下側の手が私のです。スタッフみんなの手は、指が長い器用そうな手です。今年も一年よろしくお願いいたします。

(私の今朝のランニング:ウエイト付きで五キロ)

一月五日 十キロ走は一つの壁。
 私のランニングコースでもまだ道路に雪が残って凍っているところがありますね。今朝は十キロを完走しましたよ。今年二回めの完走ですが、かなりこたえます。連日達成するのは難しいです。足腰に疲れが残って次の日は調子よく走れなくなってしまうのです。でも走らないでいると筋力がつきません。五十代には辛い事ですが、三日も走らなかったらむしろ筋力が下がってしまいそうです。毎日、最低五キロは走りたいですね。十キロを早く走るのは、ちょっと壁ですね。
 左写真の壁のようにそそり立つ建物は、完成間じかの秋葉原ITセンタービルです。つくばエキスプレスの開通ももうすぐ、秋葉原駅周辺は、高層ビルの建設ラッシュです。(右側写真)昨日秋葉原に行ったときに撮影しました。

一月四日 菓子とケーキと秋葉原
 修理あがりの車は調子良い。高速でもきびきび路面からの振動もハンドルに正確に伝わってくる。首都高の路面でも不安がない。車が調子良いと気持ちいいドライブも楽しくなった。前方を走るタンクローリーのステンレスのタンクの表面に私の白いBMWが映っている。(右写真)
 三が日、いえでのんびりしていたら食ってはうたた寝の連続になってしまった。 今年は、どんなことがあっても必ず毎朝走ることにした。(雨が降っても必ず。)元旦に三キロ、二日は四キロ、三日は十キロ、今朝は七キロメートル走っている。でも走っただけでは、摂取したカロリーを消費しきれない。日々の仕事は結構カロリーを消費する。休日には仕事をしないで、つまみ食いをするからその差は大きい。そこでかあちゃんと出かけることにしたのさ。
 かあちゃんは銀座で菓子類をチェックする。自分の菓子つくりの参考にするのだろうか。和菓子屋、ケーキ屋そして煎餅屋をまわりちょこちょこ買ってしまったものがいっぱいある。みんなあ、うんまい。商品はもとより、デスプレイ、店舗の照明、サインから店員の立ち振る舞いまで銀座の街は隅々まで素敵だ。そこに居るだけで刺激になる。(左写真)
 私は、秋葉原の電気街をチェックした。 が、今の私には買うべきパソコン部品がない。最新の部品は、古い私のパソコンには不釣合いなので必要ない。適合する古い部品はスペアも含めてすべて持っているからだ。ではなぜ秋葉原電気街にパソコン部品のチェックにいくのだろうか。ウインドウショッピングである。
 私は、そそられるタイトルの本を買って積読ことが多い。買ってしまうと安心して読まないのだ。(?) 中古DVDもタイトルにそそられて買ってしまう事が多いが、まだ見てないものが既に5タイトルほど溜まっている。あの「ラストサムライ」は中古で2400円で買ったのにまだ観ていない。今は相場が1400円になっている。今日は秋葉原のSofmapで中古のDVDを8タイトル(合計で七千円)も買ってしまった。累積DVDを消化するのがまた大変になった。

一月三日 「 Windows 95 と 明日のPC 」
 あれからもう十年も経ってしまいました。当時、私のPCはNECの9801AsでWindows3.1を使っていたのです。私にとっても「95」は魅力のOSでした。その後の十年間は、ハードウエアとソフトウエアのバージョンアップ、アップグレードに明け暮れましたね。なぜそんなにお金をつぎ込んでしまったのでしょう。自分でもよく分かりません。ただ好きだったから..。パソコンを今からはじめる人は幸せです。当時と比べれば超高性能のとっても使いやすいパソコンがとっても安く手に入ります。
 今日は、うちでレセプト(診療報酬請求書つくり)をしながらうち中にあるパソコンの整備とチェックをしています。ウイルス対策ソフトをバージョンアップして、OSのアップデートをして、セキュリテーをチェックしています。そういえば十年前はインターネットに繋がってないからセキュリテーチェックなんかしなかっったよね。超高性能で便利になったけどしなければならないことも多くなった。ちょっとPCがトラブルになれば損失も大きい、支払う代償も増えたか。私は、それだけのコストとリスクに見合う利益を得ているだろうか。詰まらんことにPCを使ってないカイ。
 でも、もうも戻れない。

一月二日 「盛」。
 私の書初めです。(左写真) 今日、額に入れて院長室に掲げました。
 盛という字は、皿の上に供物があふれるばかりにあるさまを表した字です。転じていぱいとかさかりとかもるとか多くの良い意味があります。
 今年一年もいろいろなことが盛りだくさんであって欲しいと思います。昨年も良いこと悪いこといろいろなことがいっぱいありましたが、なんとかなりました。今年も少々悪いことが起こるかも知れません。でも長い目でみると悪いことは良いことのプロローグです。リスクをおそれず覚悟していろんなこといっぱい楽しみたい。




一月一日 あけましておめでとうございます。
 雪のお正月になりました。のんびりめざめて、朝はお雑煮を食べて昼はうどんです。午後からは家族みんなで書初めをしました。かあちゃんは「挑む」、息子たち二人はそれぞれ「日新」、「気合」です。そして私は、「盛」です。それぞれ思いがこもってるのでしょう。
 その後、八坂神社に初詣に出かけました。そして、菓子つくり初め、ビデオゲーム初め、笑い初め、寒いジョーク初めなど、ぞめぞめやってましたよ。
 私は、夕方も日没後に走り初め(今日は軽く三キロほど)したのですが、低体温症になってしまったんです。正月早々情けない。

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